「学歴は高くないけど塾講師のバイトをしてみたい!」
「頭悪いのに塾講師なんてできるの…?」
そう思っていませんか?
私は、塾講師として5年ほどアルバイトをしています。
私自身、学歴には自信がなかったので、塾講師のアルバイトを始めた当初は、「自分なんかが子どもたちにちゃんと勉強を教えることができるのだろうか?」と不安に思っていました。
そんな私でも、塾講師のバイトを長く続けることができています。
今回は、塾講師のバイトについて、頭が悪くてもできるのか、学歴が低くてもできるのかを紹介していきます。
「頭悪いから塾講師は無理…」と諦める前に、チェックしてみてください!
そもそも塾講師のバイトは頭悪いのにできるの?
塾によって異なる
勉強を教える仕事なので、もちろん、最低限の学力は求められます。
採用の際には、学力テストを課せられる場合が多いです。
ただし、ここでいう「最低限の学力」は、塾によって異なります。
そのため、学力に自信のない人が塾講師としてバイトしたい場合、どういった塾を選ぶかが重要なポイントになってきます。
例えば、難関校の合格実績を売りにしているような塾であれば、教える講師の学力もかなりハイレベルなものが求められるはずですよね?
逆に、勉強が苦手な子や、学校の補習を目的とした子が多く通う塾もあります。
そういった塾では、講師に求められる最低限の学力レベルは比較的低いと言えるでしょう。
一概には言えませんが、前者は集団塾、後者は個別指導塾が多いイメージです。
実際、筆者がバイトをしているのも個別指導塾になります。
バイトの応募をする前に、その塾のホームページなどから、何を売りにしている塾なのか、どんな学力レベルの子どもが通っている塾なのかをリサーチしておきましょう。
教える年齢による(学力テストの対策はしたほうがいい?)
勉強が苦手な子などを対象にした塾に応募する場合は、少なくとも高校受験(中学)レベルの英語・数学・国語はマスターしておくとよいでしょう。
高校生まで対象にしている塾であれば、共通テスト(センター試験)レベルまで求められる可能性もあります。
1科目でもいいので、得意科目は共通テストレベルの問題を解けるようにしておくことをおすすめします。
また、裏技として、自分が高校時代に通っていた塾で社員に相談してみるというものがあります。
生徒として通っていた塾でそのまま講師として採用してもらうことによって、生徒時代の学力状況や人柄などに応じて、学力テストの免除や優遇が受けられる可能性があります。
そういった枠での採用があるかどうか、同じ塾の別の教室で働けるかどうかなどは塾によって異なると思いますので、まずは相談してみましょう。
予習と工夫でなんとかなる可能性も
授業をする際、まず講師自身が教える内容を理解しておく必要があるのは確かです。
最初のうちは、授業前に予習の時間を取るなどの工夫が必要かもしれません。
ただ、授業準備の時間にも給与が支払われる場合が多いですし、授業を重ねるうちに自然と知識は身についていきますので、慣れればスムーズに授業を行えるようになります。
不安な場合は、社員と相談して授業を行う科目や頻度を絞ってもらいましょう。
無理して苦手な科目の授業を行ったり、いきなりたくさんの授業を受け持つ必要はないので、まずは得意な科目に絞って徐々に知識をつけていけば大丈夫です。
また、個別指導塾であれば、授業中にどうしても答えられない質問を受けたときなどは、一旦離席して答えを調べてよい場合もあります。
その場合、塾にある教材を持ってきて生徒と一緒にそれを見ながら説明したり、手の空いている講師に質問したりできるので、授業が始まったら無理にでも自分の力だけで教えなければならないとは限りません。
塾講師のバイトに学歴は必要なのか?学歴フィルターはあるのか
学歴フィルターのない塾も多い
学歴に関しても、先ほど述べたような対象生徒の違いから、重視する塾とそうでない塾があります。
難関校の合格実績を売りにしている塾の場合、相応のレベルの学校の受験・合格経験のある講師が求められるでしょう。
一方、勉強の苦手な子などに教える塾では、学力テストにさえ合格できれば、学歴で不採用になることはまず考えにくいです。
そういった塾では、学歴・学力の高い講師だけでなく、コミュニケーション能力などに秀でた講師も求められています。
塾講師のアルバイトに応募するにあたり、高い学歴がアピールポイントの1つになることは事実ですが、学歴以外の面で、生徒によい指導をするための資質を持っていれば、採用される確率は高くなるはずです。
採用試験は学力テストだけでなく面接がある場合が多いので、学歴以外にアピールできるポイントを準備しておくと安心かもしれません。
学歴以外も大事!受験の経験そのものが生徒にとって有益
みなさんの中には、志望していた学校よりも偏差値の低い学校にしか合格できなかったために学歴に自信のない人もいるのではないかと思います。
しかし、講師の仕事内容の中に、生徒からの進路相談や保護者との面談が含まれる塾の場合、失敗したことも成功したことも、講師のあらゆる受験経験が生徒や保護者にとって貴重な情報になります。
たとえ難関校でなくとも、受験を経験した先輩として、生徒にアドバイスできることはたくさんあるはずです。
講師の通っている大学名などは個人情報であるため基本的に保護されますし、生徒や保護者から聞かれても答える義務はありません。
学歴によって生徒や保護者から見下されてしまうといった心配は無用です。
まとめ
塾講師のバイトは、学力や学歴に自信のない人でも、塾を選べば採用してもらえる可能性があります。
それでも自信のない人は、学力テストの対策をして採用試験に臨みましょう。
実際に働く際も、最初は苦労することもあるかもしれませんが、授業の科目や頻度を絞れば自分のペースで成長できます。
学歴が高くなくても、採用に不利になったり、生徒から見下されてしまったりといった心配はほとんどありません。
頭の良さや学歴には自信がないけれど、塾講師としてバイトしたい!という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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