積算の仕事をやってみたいけど、進むべきか迷っている方そういう方も少なくないと思います。
そんな方々に向け、改修工事の積算歴5年以上の私が今までの経験から積算の仕事をやめとけと言われる理由がどう言ったものがあるかを徹底解説していきます。
積算の仕事はやめておけと言われる理由
では積算の仕事はやめておけと言われる理由をみていきたいと思います。
なかなか苦労が報われない
必ず工事が受注されるわけではないため、何ヶ月という時間をかけて細かな作業をしたところで売り上げに繋がらないということもよくあります。こうなると今までやってきたことが水の泡になってしまうような感覚になります。
現場経験がないと難しい
必ずしも施工管理経験がなければできない仕事ではありませんが、経験しているのとしていないのではスキルに差がどうしてもついてしまいます。
そのため、若い頃から積算をやるのではなくまずは現場を見ること(施工管理)から始めた方がいいよと言われることもあります。
やはり仕事をしていて苦労が報われにくい仕事は多くの人から支持される仕事ではないでしょう。
こちらもチェックしてもらうと良いかと思います。
積算の仕事はきつい?何が大変?5年の経験からわかったこと
実際に働いてみて積算の仕事をやめとけばよかったと思うこと
実際に5年以上働いてみて感じたやめておけばよかったと思うことをいくつかご紹介します。
積算から始めてしまったこと
現場経験を経ずに初めから積算の仕事をしていたため、中々想像だけでやり抜くというのは難しいものでした。
どんなに教えてもらっても、実際に目で見えないことというのは記憶にも残りづらく、他者へ説明することはすごく大変でした。
積算の仕事を生かせる場面が少ない
例えば施工管理経験をしていれば、積算や品質管理と言った多くの職種で施工管理の経験を生かすことができます。
またそう言った人材を求めていることが多いです。
一方、積算のみの経験だとあまり広く通用しないような気がします。
5年以上働いてきましたが、みなさんが思っているほどやめておけばよかった、辞めたいと思う機会は少ないと思います。
積算の仕事をやめた方がいい人は
次は積算の仕事をやめた方がいい人について見ていきたいと思います。
他にやりたいことができた
私自身がそうでしたが、やはり現場経験が豊富な人と比較した時に対抗できないと思ってしまい、施工管理職を目指したいと強く感じました。
このように新たにやりたことが明確になった場合は早い段階で次のステップへ行くべきです。
計算することに苦手意識を持っている人
積算は数量を拾い出し、その工事がいくらくらいになるのかを算出する業務であるため、数字・計算から離れることはできません。
基本的には電卓等で計算するので、電卓が使えれば問題ないですが、面積を求める公式等も覚えたり、確認しながら進めていかなければいけないので、計算することが好きではない方はやめておいた方が良いでしょう。
大きな達成感を得たい人
受注されるかもわからない工事の積算業務をやることにもなるため、せっかく苦労して拾った数量もただの数字となる場合があります。
また改修工事だと施工方法等も限られてくるため、自分の採用してみたい工法を採用できない場合も多いです。
限られた中でできるやり方を探すという仕事なので、もっと自分の思う描いたように仕事を進めたいを考えている方はやめておいた方がいいかもしれません。
初めの頃は中々うまくいかず、やりがいをすぐに見いだすことが難しい仕事です。
また改修工事においては思うようにいかないことが多々あるため、思い通りに行かなくつまらないと感じる人には向きません。
こちらの積算の仕事が向いてる人・向いていない人についてもチェックしていただくと良いかと思います。
積算の仕事の向き不向き|向いてる人・向いていない人|積算歴5年以上
積算の仕事をして良かったこと
積算の仕事をしているとどのようないいことがあるのでしょうか。
想像力が身についた
平面から立体に、立体から平面に見ることや外観を見て内部からの視点を想像したりすることができるようになると自然と楽しくなってきます。
コスト感覚が身についた
建物の大きさや工事内容からおおよその工事金額を割り出すことができるようにな離ます。
そのため積算完了後に工事金額を確認することで数量の拾い忘れ等の有無を確認することができるようになり、手戻りが少なく済みます。
積算というとただの計算かと思われがちですが、意外と様々な知識やスキルが身につく仕事です。
積算の仕事はこんな方におすすめ
積算の仕事の良し悪しを記述してきましたが、どういった方におすすめなのかを解説していきます。
施工管理経験がある人
施工管理経験があると、すでに図面を立体的に見てきているため、図面からでは見えない部分まで容易く想像することができるため、比較的スムーズに仕事を進めていくことができるます。
今までの現場経験を生かして、キャリアアップをしたいと考えている方にはおすすめの職種であると言えます。
積算を仕事にしてみたいと考えている人
まずは楽しそう、やってみたいなと前向きに考えられる人にはぜひチャレンジしてもらいたいです。
このように前向きに物事が考えられる人であれば、コツコツとやり遂げられるのではないでしょうか。
幅広い知識や想像力が必要とされる仕事ですが、一つ一つ覚えていけば何の問題もありません。
■関連
積算の仕事の向き不向き|向いてる人・向いていない人|積算歴5年以上
まとめ
積算の仕事は地味であまり達成感が得られにくく、やめとけと言われることも少なくありません。
しかし、重要な仕事の一つであるため、無くなることがない職業になります。
建築関係の人々は経験してきた知識を生かしてさらなるキャリアアップのために、建築系以外の方も比較的ハードルが低く、大きなプロジェクトに携われる可能性が高い仕事のため、将来的にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
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