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介護施設で看護師が働くのは辛いし大変|経験をもとに紹介

介護・福祉
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私は正看護師として病棟で5年務めました。
外科病棟で4年、内科病棟で1年働きましたが2交代制であり夜勤でまともに休めない日が度々あり辛く、このまま病棟で働き続けることに不安を覚えていました。
高齢者の患者さんと関わることにやりがいを感じていたので、介護施設の特別養護老人ホームへ転職したのです。

その介護施設での勤務は想像以上に大変でした。
厳しい病棟で走り回っていたので自信もありましたし、介護施設なんて病棟に比べたら辛くないし楽だろうと甘く考えていました。
後々大変な思いをするとは知らずに気楽に考えていました。

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介護施設で働く看護師の仕事内容について

私は特別養護老人ホームでの勤務でした。
特別養護老人ホームでの仕事内容について紹介していきたいと思います。

・バイタル測定
・創傷・褥瘡処置
・服薬管理
・吸痰、誤嚥リスクのある利用者の食事介助
・委託医師との連携
回診補助、利用者の健康状態が悪化した時に指示をもらう
・委託の薬局との連携
利用者の状態の情報交換や、処方ミスがないかの確認を薬剤師とし合う
・夜間のオンコール対応
利用者の状態が悪化した時に自宅から職場へ向かい処置を行い、夜間に亡くなられた方の死後の処置もありました。

私は正社員だったので月に7~8回担当が回ってきました。

介護施設での看護師の仕事で辛いし大変なこととは

特別養護老人ホームでの特に大変だったことを紹介します。

委託医師との連携

委託していた医師は3人おられ、3人とも同じ診療所にて勤務していました。
またその診療所は在宅診療も行っており、あちこち飛び回って忙しい医師と連絡を取り合うのはとても気を遣いました。
正直医師にイライラをぶつけられたことも多々ありましたし、余程緊急性が高くなければできるだけFAXで連絡をしていましたが、FAXでのやり取りも時間がかかりモヤモヤしました。
病棟なら多数医師がいますが、介護施設では一定の医師とコミュニケーションを図っていかなくてはいかないので、扱いにくい医師が委託医師だと大変です。

創傷処置

やはり病院とは違うので器具や軟膏等がほとんどありません。
そして、看護師は利用者の身体介助にほとんど入らず、ヘルパーの資格だけ持った医療知識がほとんどないワーカー等が介助しているので、創傷が発生しても遅れて見つかることが多く悪化してから処置が始まるので大変でした。

ワーカーはポジショニングなど知識がなかったり、身体介助もやや強引だったりするので度々褥瘡等が発生していました。

夜間のオンコール対応

一番大変だったのは夜間のオンコール対応でした。

私が就労した職場はオンコールされて出勤しないと手当がもらえず、当番をしただけだとなにも手当がもらえませんでした。
そこを面接時にしっかり確認しないと痛い目にあいます。
また当番の夜はいつ電話がかかってくるかわからないので、入浴時も電話を気にかけ、飲酒もできず遠出もできず、寝ている間も電話で起こされます。
起こされても出勤しないと手当は当たりません。

そして終末期の利用者はよく明け方に亡くなられることが多いです。
明け方にオンコールがあり、出勤して死後の処置と家族のケアを行って退勤して家に帰る頃には朝日が昇っています。
そしてその日の8時から出勤です。
亡くなられる方は月に多くて3、4人でしたが亡くなられる日に当たったら大変です。
真冬の雪が降り積もる朝方にオンコールがあった日は、こんな仕事辞めたいと思っていました。
自分の電話の着信音が怖くなりました。

介護施設で働く看護師が抱える悩みについて

まず私が働いた職場では、ワーカーは看護師に近づきづらいというイメージがあったようです。
プライド高そう、怖そうといったイメージでしょうか。
そして看護師は身体介助にほとんど入らないので楽そうと、もしかして思われていたように思います。
看護師とワーカーが協力して利用者と関わる必要があるのですが、看護師も仕事量を増やしたくないので一線を引いていたような雰囲気でした。

私は異職種間でのやり取りが以前より好きだったので、自分と同じ年代のワーカーさんから仲良くなっていき少しずつ連携を取って、ワーカーからの信頼を少しずつ積み重ねていきました。

介護施設で働く看護師に必要なスキルや知識について

特別養護老人ホームで働く上で必要だと思うスキルの話をします。

医師が常駐していないのでアセスメント力が必要、看護師間の報連相

利用者の異常が緊急を要するのか、自分だけの判断で様子をみていいほど緊急性は低いのか、上司に相談するのかの判断が必要でした。
医師の定期回診は1カ月に一度なので、利用者の状態把握をするのは看護師です。
特別養護老人ホームの看護師はチームで動いているので少しでも気になることがあれば報告連絡相談が必要です。

看護師としての基礎的な技術

誤嚥リスクのある利用者への食事介助、喀痰の吸引、褥瘡等の処置や創傷が悪化していないかの判断、寝たきり利用者への体位交換・ポジショニング、緊急時の医師や家族への連絡、死後の処置等の技術を得ていないと、正直に言って役に立ちません。
人員に余裕がある職場なら話は別ですが、病院とは違ってマンパワーが少ないので、介護施設で働きたいと思うなら嫌な思いをしてでも病棟勤務を続けて技術をつけるべきです。

異職種間での情報共有、コミュニケーション

介護施設ではワーカーが主になって動いています。
看護師は補佐的な立場です。
利用者のことは医療知識がなくてもワーカーが利用者をよく見ています。
ワーカーと信頼関係を築き、必要な情報を聞き出してアセスメントしていく必要があります。

介護施設で働く看護師はこういった人におすすめ

特別養護老人ホームにて働くならオススメの人を話します。

・看護技術の基礎がある人
・異職種間のやり取りが苦ではない人
・高齢者(認知症・寝たきりの方が多い)と関わるのが好き人
・夜間のオンコール対応に自信がある、朝方等に呼び出されても苦に思わない人

まとめ

私が看護師として働いた介護施設(特別養護老人ホーム)は田舎で、オンコール手当が出勤しないとつかない等のことがあり辛かったです。
自らの確認不足でしたが、転職時には何を面接時に聞いたほうがいいのかあらかじめリストアップしていかないと予想外のことがあり大変な目にあうので気を付けていきたいと思います。

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