本ページはプロモーションが含まれています

銀行への就職は勝ち組か?約8年働いた経験から本音を紹介

銀行

どこの大学に入ったか、よりも「どこの会社に就職したか」
これは人生において、大きな選択の一つです。
そのため、就職先が大企業であれば「勝ち組だなぁ」などの会話が飛び交うこともあるでしょう。

その一つに「銀行」という業界があります。
銀行はドラマの舞台としても取り上げられ、出世競争や圧倒的な上下関係が描かれることから、そのようなイメージがあるのかもしれません。

私は文系大学を卒業し、銀行の「窓口業務」に約八年携わりました。
銀行に就職したことで「勝ち組」だと感じたことはあったのか、私自身の経験からお伝えしていきたいと思います。
↓退職でお困りの方はチェック
退職代行ガーディアン
東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合

実際銀行への就職は勝ち組なのか

実際に働いて思ったのは「就職した」というだけでは、残念ながら「勝ち組」とは言えないということです。
これは都市銀行であっても、地方銀行であっても同じだと思います。

その理由として、他の業界と比べたときに「若いうちから給与が高い」「仕事が楽」「安定して昇進していく」ということはありません。
しかし勤め先を伝えると、それだけで「すごい」「大企業だ」と感心されることが多くありました。

また同期の中では、営業成績が良くて給与が上がった人、本部に異動となり二十代でマネージャーになった人もいます。
ただし彼らのような人たちは、他の企業にいてもキャリアアップ・出世をして「勝ち組」と言われる社会人ライフを歩むでしょう。

つまり入社五年目くらいまでに「勝ち組」と言われるとすれば、それは単に「特別な仕事をしている」「他の企業と待遇が違う」という、銀行に対する世間のイメージがあるのではないでしょうか。

そこで、
・何故、銀行に「勝ち組」のイメージがあるのか
・「勝ち組」と言われるような銀行員はいるのか
という点について、さらに深堀りしていきたいと思います。

銀行への就職が勝ち組と言われる理由

誰もが知っている業界だから

当たり前のことではありますが、ほとんどの大人が銀行口座を利用し、銀行という仕事を知っています。
業界動向に疎い人も含めて、身近な業界と言えるでしょう。
大多数の人が「よく知っている企業」に就職した安心感が「勝ち組」というイメージに繋がっているのかもしれません。

また最初に書いた通り、ドラマの舞台としてもよく知られているので、出世争い、つまり「勝ち負け」のイメージが強いということも考えられます。

経済に詳しくなるから

銀行員になった友人がいつのまにか、自分の知らない経済の話をするようになった…ということはありませんか。
銀行に勤めると「経済動向」や「金融商品」の知識は、少しであれば自然と得られるようになりますし、勉強して身に付けることもあります。

他の専門職が入社前から知識やスキルを必要としているのに対し、銀行は入社してからとなるので、それほど特別なことではありません。

しかし「金融」となると、生活に密接した分野であるためか、周囲の受け止め方が違います。
私自身、僅かな知識でも「すごい」と評価されたり、特別な仕事と思われているんだなという実感がありました。

有給がとりやすいから

希望した日に休みが取れるかどうかは配属先によりますが、銀行の多くは「有給休暇」の制度がしっかりしています。
私が勤めた銀行でも、有給休暇は必ず消化しなければいけませんでした。

またお盆休みはカレンダー上の祝日ではなく、銀行にとっては営業日ですので、代わりに別の月に連続した休暇を取ります。
そういった有給休暇の多さが、他の会社に勤めている人からは「働き方に余裕がある」「待遇が違う」と思われていたようです。

銀行員で勝ち組と言えるところは?

銀行員でも本当の意味での勝ち組というのがあります。
それらを紹介していきたいと思います。

営業成績が良い人

本当の「勝ち組」いわゆる「出世コース」を目指すのであれば、入社一年目から挑戦できるのがセールスです。
銀行の営業には、個人向けのセールスと法人向けのセールスがあります。
銀行員の評価は「セールスの成果」が影響するので、成果を継続的にあげ続けることが大切です。

ちなみに私は窓口担当で、それほど多くセールスをしていませんでした。
その結果、同年代の営業担当の人は私より給与が数万円高かったようですので、成果次第では「他業種より高収入」も夢ではありません。

役職がついた人

一般の担当者としての実績を積んだら、次に目指すのは役職です。
しかしいくらコミュニケーションが得意で、上司に恵まれていたとしても、その人に能力がなければ昇進できません。
一般的に、定められた資格を取得し、社内研修や試験を受け、合格する必要があるからです。

役職がつくと仕事の内容自体も変わるのですが、営業店の場合は特に仕事量が増え、退社時間も遅くなります。
それでも給与は一気に上がりますし、私の周りでも複数人「二十代」で役職がついた人を見ました。
さらに上を目指す人は、支店長や本部配属を目指すこととなります。

出世コースの部署に配属された人

銀行では「本部への異動は栄転」という話を、聞いたことがある人は多いと思います。
銀行は二~三年という、比較的早いスパンで異動があります。
その時の人員調整が影響するので、ここに配属されたら必ず「出世コース」を辿る、という部署はありません。
しかし、本部や一部の営業店が、出世コースとされているのは事実です。
営業店の場合は、規模が大きい・古い歴史がある(その銀行発祥の店舗)などの特徴があります。

ちなみにそういった部署は銀行ごとに異なるので、気になる人は実際に勤めている人に聞くと良いかもしれません。

まとめ

ここまでお伝えしてきた通り、銀行に対する世間のイメージは、あまり実態に即したものではありません。
銀行への就職が決まった、働き出したというだけでは「勝ち組」ではないと言えるでしょう。
特に、楽をして稼げるという意味の「勝ち組」を望むのであれば、就職できたとしても働き続けられる可能性が低い業界です。

しかしどの仕事を担当するようになっても、成果をあげていくことかできれば、栄転や給与アップも夢ではありません。
負けず嫌いな人・成果に貪欲に仕事ができる人にとっては、短いスパンで次々と目標を持つことができる仕事です。

就職すれば「勝ち組」と思う人ではなく、「勝ち組」という言葉を自ら掴み取りたいと思っているような挑戦心・向上心のある人。
銀行は今後ますます、そういった人材を求めていくのではないかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました