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銀行の仕事できつい・大変なこと|約8年間働いた経験から紹介

銀行

皆さんは銀行員の仕事に、どのようなイメージを持っていますか?

このように質問をして「落ち着いたオフィス仕事」や「優雅なアフターファイブ」という答えが返ってきたことはありません。
代わりに、決まって言われる言葉。「銀行の仕事って、きついんでしょう?」

文系であれば一度は目にする就職先、銀行。
何故そんなに「きつい」と言われるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

私はいわゆる都市銀行で、約八年「窓口業務」に携わりました。
銀行の仕事をする中で「きつい」と感じた経験について、包み隠さずご紹介していきたいと思います。

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銀行の仕事はきついの?

結論から申しますと「きつい」仕事だと思います。

きついと思う理由は担当業務によって様々ですが、「窓口業務」は他のオフィスワークに比べて、覚える事が多い・仕事の範囲が広い印象です。

実際に、一般的な事務職をしている友人からは「銀行って大変なんだね」「銀行ってそんなこともするの?
私の仕事は、それが無いからマシかも」と言われることがありました。

銀行の仕事内容

それでは実際に、銀行員がどのような仕事をしているのか見ていきましょう。

入社後の数年間は、基本的に営業店(支店)に配属されます。
その後も本部配属などにならない限り、多くの人は営業店で勤務することになります。

営業店での担当業務は、主に以下の三つです。

窓口・事務担当

銀行の顔とも言われる仕事です。
入出金や振込、口座開設、また口座を持っている人の住所変更や紛失・再発行の手続きなどを行います。

セールス担当

保険や投資商品などの、金融商品を提案する仕事です。
お客様が個人か法人かで提案するものが全く違うため、「個人渉外」と「法人渉外」に分かれています。

融資担当

最も銀行員のイメージに近く、資金を貸し付ける仕事です。
個人であれば住宅ローン、企業であれば開業資金など、相手に返済能力があるかを審査して融資の可否を決めます。

営業店以外では、経営企画・マーケット業務・人事などの「本部」、事務処理を行う「事務センター」などがあります。

今回は営業店の「窓口・事務担当」の経験からお話ししていくのですが、セールスや融資を希望している新入社員も無関係ではありません。
ほとんどの場合、入社後しばらくは「窓口・事務担当」で基礎を学ぶことになるためです。

銀行の仕事できついと思うところ

勉強する事が非常に多いところ

銀行と言えば、資格取得が必須です。
入社時だけではなく、数年ごとの更新や、キャリアアップの度に資格が必要となります。

また一度覚えた事務でも、次々とやり方が変わるので覚え直さなくてはいけません。
法令が変わるのはもちろん、近年ではデジタル化の加速によってシステムが変わるためです。
私の経験では、一年も経つと「前のやり方」が通用しなくなっていました。

セールスをしなくてはいけないところ

最近の銀行では「窓口担当」も、個人向け金融商品の「セールス」をしなくてはいけません。
デジタル化で事務が減少傾向にはあるとはいえ、保険や投資商品などの知識・セールストーク・販売手続きを覚えるのが大変です。

銀行員の評価に「マイナスの影響」を与えるのが事務などのミス、「プラスの影響」を与えるのがセールスの成績となりますので、どちらも気を抜くことはできません。

ミスの「後処理」が容易ではないところ

銀行でのミスは、大きな事故に繋がるものが多くあります。
例えば為替業務、私たちの身近なものでは「振込」が挙げられます。
振込先を間違える・振込が遅延するということがあれば、取り返しの付かない事態になります。

また時限がない手続きであっても、記入の不備を見過ごすと後処理が大変です。
私自身、お客様に連絡が取れるまで何日もかかったり、お客様の家を訪問することになったりという経験は一度や二度ではありません。

異動が頻繁にあるところ

銀行員であれば避けられないことですが、基本的にニ〜三年ごとに異動があります。
気が合わない人と離れられるというメリットもあるのですが、異動のたびに慣れ親しんだ場所から離れる、人間関係を再構築する必要もあります。

また異動の際に、出費が発生することもあります。
「異動する側」がお礼や挨拶の意味でお菓子を差し入れたり、「見送る側」が花束を用意したりする習慣が、多くの銀行で行われているからです。

休みが取りにくいところ

多くの銀行では、制度面では有給休暇がしっかり取得できます。
しかし人手不足のため、特に営業店は数人の休みで仕事が回らなくなることも珍しくありません。

そのため休みを取りたい日があったとしても、銀行の繁忙日や、他の人と休みが重なる場合は取れないことがあります。

まとめ

銀行窓口といえば「事務」のイメージが強いかもしれません。
しかし実際は、事務をミスなくこなした上で「接客」や「セールス」をすることが求められます。
また同じ銀行、同じ部署であっても仕事内容は年々変化していきます。

仕事量が多く忙しい点では「きつい」仕事と言えますが、自己研鑽に励む中で、スキルアップや目に見える形での評価があると、やりがいを感じることができます。

これから銀行への就職を考えている人には「銀行全体のイメージ」や「銀行経験者の体験談」だけで判断することはお勧めしません。
それぞれの銀行の「仕組み」や「体制」をしっかり調べ、休暇制度はどうか、どのようにスキルアップできるのかなど、入社後の自分をイメージして臨んで欲しいと思います。

 

 

 

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