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貿易事務の仕事はきつい?しんどいこととは|5年以上の経験から紹介

事務

貿易事務は最近人気な職種の1つで、転職を希望する人が多く、倍率も高いと転職エージェントから聞いたことがあります。
専門知識を磨いていきたい、語学力を活かしたいなど、理由は様々でしょう。
私もただ外国語を活かしたい、という気持ちがきっかけでした。
しかし、記事には労働時間が長くてきついなど、ネガティブな記事もたくさんあふれています。

私は貿易業界で5年以上の経験を持ち、外資系の国際物流会社で貿易事務として働いています。
主な業務内容はお客様の商品をコンテナで運ぶ手配をしたり、輸出入の手続きを行っています。
会社では半分は外国籍の方と働いています。

この記事では、具体的に貿易事務の仕事が実際にどれほどきついものなのかを紹介し、皆さんがキャリア選択をする際の参考にしていただければ幸いです。

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貿易事務の仕事はきついの?楽なの?

結論から言いますと、貿易事務の仕事はきついと思います。
転職を希望する人が多い反面、離職する人も多い業種です。
現職では、過去にきつくて入社して3日で来なくなった人もいると聞いたこともあります。
そのため、楽して稼ごうとする人には向いていないかもしれません。
ただし、単に「きつい」と言い切ることは難しいです。
会社や業務内容、個人の適性によって異なると思います。
貿易事務の仕事には苦労もありますが、楽しい面も存在します。
貿易事務の同僚や同じ業種の友人の意見も交えて、実際の経験から厳しい面と魅力的な面について詳しく解説します。

貿易事務がきついと思うところ

まず、貿易事務の雇用形態ですが、正社員だけでなく派遣社員も多いです。
ただし、正社員と派遣の業務内容や責任はほとんど変わりません。
ですから、派遣で社員も同じようなきつい状況に直面することもあると思います。
次に、一般的な事務業務と比較すると、貿易事務は国際取引に関わる多岐にわたるプロセスを担当します。
輸出入の手続きや通関手続き、国際的なコミュニケーションなどが求められます。
ここで、貿易事務の仕事で過酷な側面をいくつか挙げてみましょう。

複雑な手続きと正確性の要求

貿易事務は国際取引に関する手続きを扱うため、正確性が求められます。
書類の漏れやミスは避けられないため、プレッシャーがかかることもあります。
特に海外はミスが多く、それらを漏れなく確認し、訂正を依頼する必要があります。
書類に誤りがあると、税関などから指摘が入り、輸出入ができない場合もあります。
特に時差のある取引先とは十分注意が必要です。
時差によるコミュニケーションの遅れが納期の遅れにつながる可能性があるからです。
また、メーカーでの出荷指示内容が間違うと、工場の現場にかなり迷惑をかけることになり、出荷が間に合わない場合は海外取引先からクレームにつながることもあります。

急な対応

国際取引相手とのコミュニケーションを取る際に、時差を考慮したり急な状況に対応したりする必要があります。
そのため、柔軟な対応力が求められます。
たとえばメーカーでの貿易事務(輸出など)では、受発注システムに入力し、出荷指示を工場に早く入れる必要があります。
入力が遅れると、工場に時間を待ってもらうようお願いし、それでも出荷時間に間に合わなければ、航空便で急いで手配することもあります。
また、外資系で働く私の意見では、やはり外国籍の方または外資系の会社は判断や対応が迅速なように思えます。
おそらく1人に対しより幅広い業務や判断を任せられているからではないかと思います。

長時間労働と残業

繁忙期には長時間の労働や予期せぬ残業が発生し、プライベートとの両立が難しいこともあります。
日常業務と並行して、海外取引先や国内関連会社からの問い合わせにも素早く対応が求められるからです。
そのため、締切に合わせて時間を管理し長良業務を進めていく必要があります。
また、ほとんどがパソコンに向かっての作業で、同僚とのコミュニケーションが少ない日もあります。
尚、私の外国籍の同僚は残業したくないようで、勤務時間中に集中して仕事をを進めています。
私も彼女たちから見習うべきな点の一つです。

多くの関連会社や顧客とのコミュニケーション

貿易業界では多くの関連会社との連絡が必要です。
通関業者、配送業者、船会社、メーカー、海外パートナーなど、多岐にわたります。
地域ごとに異なるルールや進め方もあり、最初は慣れるまで時間がかかります。
また、この業界は急いで仕事を進めることが多いため、お急ぎの相手からの催促やクレームなどに対応することもあります。
最初は物流の流れをしっかり理解し、相手の求めることを冷静に考え、丁寧にコミュニケーションを取ることが大切です。
尚、同僚の外国籍の方は完璧な日本語ではないですが、それでも難しい日本語を使って多くの方と日々やり取りしている姿を見ると、私も頑張らないとと、モチベーションになります。

マルチタスク

貿易事務では複数の取引が同時に進行します。
それぞれの取引に関連する文書の準備や対応、手続きの進行などを同時に管理する必要があり、これが混乱やミスの原因になることがあります。
同時に海外や関連会社、顧客から問い合わせが続々と入ることもあります。
とにかくメールでのやり取りが多いです。
こうした中で重要なのは、優先順位をつけ、現在取り組むべきことを選別し、的確に処理していくことです。

 

貿易事務の仕事は、正確性が求められ、複雑な手続きにも対応しなければなりません。
時差や締切に追われることもあり、ストレスを感じることもあります。
しかし、この仕事が「きつい」と感じる瞬間は、自己成長の機会でもあります。
細かな手続きのミスが許されない状況でのプレッシャーや、急な状況への臨機応変な対応が求められることがありますが、これらの状況こそが、自分の能力を高めるチャンスとなりました。

貿易事務の仕事できつかった体験談

それでは、実際の体験から、貿易事務の仕事できつかった体験談をいくつか紹介します。

緊急の輸出入手続き

ある日、急な輸出手続きが発生しました。
納期までに正確な書類を用意し、通関手続きを進めなければなりませんでした。
夜遅くまでチームで協力して作業を進め、締切に向けて集中しました。
その間、ミスを防ぐために細心の注意を払い、寝不足でしたが結果的には問題なく手続き終えました。

時差による対応

海外取引先とのコミュニケーションでは、時差が大きな課題となりました。
急な問い合わせに対応するため、早朝や深夜にメールや電話が入ることがありました。
そのため、帰宅後も仕事のことが頭から離れず、十分な休息を取ることが難しいと感じました。

貿易事務の仕事がきついときの対処法

これまでの経験から得たきついときの対処法をいくつかご紹介します。

優先順位の設定

締切が迫る場合、最優先の業務に集中して業務を進めます。
タスクを整理し、重要な仕事から進めることで、効果的に時間を使うようにします。
退社する前と会社についてから、タスクを紙に書くなどして整理し、確認するようにしています。

チームの協力

難しい局面では、同僚と連携することが鍵でした。
経験豊富な仲間からアドバイスをもらったり、仕事を分担したりすることで、課題に対処できました。
急いでいるときこそ、第三者の冷静な意見を聞くことで何度も救われました。

ストレス解消

ストレスを感じたときは、リラックス方法を取り入れました。
趣味の読書やヨガを楽しんだり、運動をしたりすることで、新たなエネルギーを得ることができました。

自己スキルを磨くこと

業務を効率的に進めるために、語学力や貿易に関する知識を向上させることが大切です。
多くの場合、これらのスキルを持っていると作業がスムーズに進行します。
私の場合、第三言語の学習や貿易事務検定の取得に向けて勉強を励んで、自信をつけることができました。
これらの対処法を活用することで、貿易事務の仕事の難しさに立ち向かうことができました。

まとめ

貿易事務の仕事は、確かにきつい側面も存在しますが、その中には楽しさもたくさんあります。
正確な手続きや国際的なコミュニケーションスキルを身につけることで、自己成長を実感しながら、貿易業界での充実したキャリアを築くことができます。
将来のキャリア選択において、貿易事務の魅力と挑戦を考える際の参考として、この情報をご活用いただければ幸いです。
貿易事務の道は、難しさを乗り越えて自分自身を成長させるチャンスをもたらしてくれることでしょう。

 

 

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