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貿易事務に向いている人・向いていない人|5年以上の経験から紹介

事務

貿易業界に対する一般的な印象は、「大変そう」と感じる人が多いかもしれません。
最近はドラマ『VIVANT』でも少しイメージを抱いた方もいるのではないでしょうか。
確かに、国際取引や輸出入業務は手続きが複雑でミスは許されません。
言語力はもちろん、情報収集とコミュニケーションが欠かせず、時差による残業や深夜・早朝のメール確認も必要です。
しかし、私は貿易業界で5年以上の経験を持ち、外資系の国際物流会社で貿易事務として働いています。
日々世界中の方々とコミュニケーションを取り、スケールの大きな仕事に携わり、やりがいを感じています。
この記事では、具体的な仕事内容や業界での向き・不向きについても紹介しています。
ぜひ、貿易業界の実際の姿を知り、キャリア選択の参考にしていただければ幸いです。

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貿易業界の仕事内容

貿易業界は多岐にわたる分野が存在し、船積みから通関まで広範な業務が行われています。
船会社はコンテナ船の運行を担当する一方、フォワーダーは通関や配送手配を調整します。
また、メーカーは自社の輸出入業務も行います。
私はNVOCC(非船舶運送事業者)と呼ばれるポジションに所属しており、お客様(主にメーカーや商社など)のお荷物をコンテナに詰めて運送手配を行う業務を担当しています。
そのため、船会社の立場から貿易業界の一般的な役割と仕事内容についてご説明いたします。

・メーカーでの営業・貿易事務取引先とやり取りを通して、契約や輸出入手続きを処理します。

・商社での営業・貿易事務顧客(メーカー等)との関係構築やビジネス展開の戦略を立案し、円滑な国際取引をサポートします。
今放送されているドラマ「VIVANT」に出てくる丸菱商事がこちらのポジションになります。

・国際物流マネージャー(フォワーダー)物流プロセスを管理し、メーカー様の代行で貨物の運送や保管、関連する手続きをコーディネートします。

・通関業者通関手続きと関税計算を担当します。
専門知識を活かし、税関とのやり取りを行いながら、正確な手続きを行います。
特に専門知識と問われ、資格があると優遇されることが多いです。

・輸送コーディネーター(船会社や航空)貨物の運送手配やコンテナの積み込み、輸送ルートの計画を行います。
メーカーや商社、フォワーダー等からブッキングをもらいます。

 

貿易業界では、上記のような役割に特化した仕事が存在します。
大手企業では業務がより細分化され、専門性が高まる傾向がありますが、中小企業では幅広い業務に関わることが多いように思えます。
また、通関業者の場合、経験や資格が重要とされます。
商社やフォワーダー、船会社などでは海外の取引先とやり取りすることも多く、語学力が求められることが多いです。

貿易業界に向いている人の特徴

貿易業界は一見忙しそうで大変そうと思われますが、長期間にわたって働く人々は5年、10年と経験を積んでいる傾向があります。
貿易業界に向いている人の特徴について見てみましょう。

・細部に気を配る能力がある人
複雑な手続きや書類作成が多く、ミスは許されません。
貿易手続きの詳細な理解と正確な作業が求められます。
例えば書類のミスによって納期が遅れ、多額の損失が発生する可能性があります。

・サービス精神がある人
激しい価格競争の中で、付加価値のあるサービス提供が重要です。
顧客とのコミュニケーションや情報共有、丁寧な接客が欠かせません。

・忍耐力を持つ人
時に残業が発生することや、突発的な状況に対処する必要があります。
忍耐力を持ち、柔軟に対応することが求められます。
災害や事故、また各国の祝日前など忙しくなる傾向があります。

・自己判断力ができる人
特に中小企業になればなるほど、自分で原因や理由を考え、慎重な判断が求められます。
特に中小企業や外資系企業はの能力がより必要になってくるかと思います。

 

貿易業界は長期経験者が多く、向いている人の特徴は細部に注意し、サービス精神があり、忍耐力を持ち、判断力も兼ね備えた人々が多いように思えます。
正確な業務と柔軟な対応が求められ、貿易業界のキャリアを検討する際にはこれらの特徴が重要になってくるかと思います。

貿易事務に向いていない人の特徴

貿易業界は変動が激しく、即戦力が求められる場面が多いです。
以下に貿易業界に向いていない人の特徴を挙げてみましょう。

・細かい作業に耐性のない人
正確さが求められるため、詳細な作業が得意でない場合、ストレスを感じる可能性があります。

・言語に興味のない人
国際的なコミュニケーションが必要なため、言語に興味がない方には合わないかもしれません。

・ストレス対策が上手でない人
貿易業界ではミスを許さない環境や長時間労働が発生することもあります。
ストレスに耐えられない人には向かない可能性があります。
時間に追われることもあり、トイレに行く時間も取れないこともありました。
特に空輸輸送は急ぎの場合に利用することがあり、かなり時間管理に厳しいです。
そのため、プレッシャーを感じることがあり、ストレスをため込まず、上手に発散して体を休めることが大切です。

・柔軟な対応が取れない人
貿易業界には様々な方と関わることになります。
業種や地域はもちろん、国籍が違うため、文化や慣習が異なります。
例えば、メールの書き方では、はっきり伝えたいことを箇条書き、または1つずつ書いて伝えるなどです。
また、突発的な問題に対しても経験、知識、思考力を活かして柔軟に迅速に対応することが求められます。

 

まとめると、貿易業界ではミスを許さない環境や長時間労働になる場もあります。
時間に追われることもあり、トイレに行く時間もなかなか取れない日もありました。
プレッシャーやストレスに耐えることが難しい人、ストレスをうまく発散できない人には向かないかもしれません。

貿易事務に求められる能力

貿易業界での仕事を志望する際に必要とされる能力とスキルについて考えてみましょう。
以下は貿易業界で求められるスキルの一部です。

・相手の立場にってコミュニケーションが取れる人
異なる国や文化とのやり取りが多いため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。
外部との相手の立場に立ったコミュニケーション能力異なる国や文化とのやり取りが多いため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。
外部との交渉や協力が得意な方に向いています。

・外国語能力を得意とする人
外国語能力国際的なコミュニケーションが頻繁に発生するため、ビジネス英語だけでなく、他の言語も活用できると有利です。
例えば中国語や韓国語など、よくやり取りを行う国の言語を学ぶことは尚優遇されるかもしれません。

・調査力・情報収集力がある人
調査力・情報収集力遅延や問題が発生した際に原因や理由を追求し、多くの情報を正確に収集・分析するスキルが必要です。
例えばダメージや混合物の問題が発生した場合、顧客から調査を求められることがあります。
その際、外部パートナーやお客様、関連会社と連携して調査することが必要です。

・チームワーク(信頼関係構築力)が得意な人
貿易業界では多くの関連会社との連携が求められます。
協力体制を築くためのスキルが重要です。
信頼関係を構築し、効果的な協力を図る能力が求められます。

・柔軟な思考力
変動する状況に適応し、新しい解決策を見つける柔軟な思考力が求められます。
貿易の業務において、予測不能な問題が起こることがあります。
柔軟な発想で対応できることが重要です。

 

貿易業界では異なる背景を持つ人々とのコミュニケーションが不可欠です。
特にコミュニケーション能力が問われ、信頼関係を築いていると問題解決や協力がスムーズに行えるでしょう。
また、急な状況変化にも対応できる柔軟性と、協力して業務を進めるチームワーク能力も重要です。
これらの能力を持ち合わせることで、貿易業界でのキャリアを成功させることができるでしょう。

貿易業界のお仕事はこんな人におすすめ

貿易業界は、国際的なスキルを発展させたいキャリア志向の人に向いています。
以下のような方に特におすすめです。

・海外に興味があり、国際的なコミュニケーションを楽しむ人
異なる国々の文化や経済に興味があり、国際的な仕事に魅力を感じる人には最適です。
異なる文化との交流を通じて成長するチャンスがあります。

・輸入・輸出に関心のある人
海外の製品を日本に導入したり、日本の製品を海外市場に展開したいと考える人に適しています。
国際的な取引に携わることができます。

・詳細な作業が得意な人
細かい作業に抵抗感を持たない方に向いています。
緻密な作業が求められるため、注意力や正確性が必要です。

・柔軟な発想を持つ人
変動する状況に対応し、新しい解決策を見つける柔軟な発想が求められます。
新しい状況に対して柔軟に対応できる方に適しています。

・関税や税制に関心のある人
貿易業界では関税や税制の知識が必要です。
これらの知識を高めたい方には、貿易事務が専門性を高める機会となるでしょう。

 

貿易業界でのキャリアは、上記の特徴を持つ方々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
自身の長所を活かし、貿易業界での挑戦を検討してみてください。

まとめ

貿易業界は、国際取引と異なる文化との交流を通じて広い視野を得る機会があります。
正確な仕事と専門性を追求することで、自己成長を感じることができます。
業界成功者は、調査や情報収集が得意で、異文化コミュニケーションを築き、柔軟な思考力で国際情勢に対応する人たちです。
一方で、細かい作業や詳細業務に苦手意識を持つ、国際的な状況変化に興味を持たない、長時間労働や時差に耐え難い人には向かない可能性があります。
しかし、異文化体験や国際コミュニケーションを通じて専門性を高め、成長することができる魅力的な分野といえるでしょう。

 

 

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