本ページはプロモーションが含まれています

調剤薬局事務をすぐ辞める・辞めたいと思う理由|経験者が紹介

医療

社会人になってから医療事務の資格を取得、医療事務の仕事中に調剤薬局事務の資格を取りました。
しばらくの間は医療事務として働いていたのですが、スキルアップのために薬局に転職し、契約社員になりました。

資格を取ってから3~4年経っていたこともあってか、不安でした。勉強した内容も忘れていましたし、何より改正を二度ほど経ての就職でしたので……。
その不安は的中しました。

とにかくやることが多く、忘れていることばかりだったので、覚え直す、新たに覚える……ひたすら覚えるために同じことの繰り返しをしていました。
処方箋の算定ルールだけでなく、その他の事務仕事や雑用も多く、踏ん張って頑張ろうとしたのですが……疲れてしまいました。
調剤薬局事務の仕事を、すぐ辞めることになったのです。

一年経たずに薬局を辞めたその後は結局、医療事務に戻ることにしました。

このように、調剤薬局事務をすぐ辞めるという人もいるでしょう。

今回はどうして辞めるに至ったのか、体験も交えて説明していきます。

↓退職でお困りの方はチェック
退職代行ガーディアン
東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合

調剤薬局事務をすぐ辞める理由は

では、調剤薬局事務の仕事をすぐ辞めてしまう理由をいくつか挙げていきます。

調剤薬局事務の仕事がわからない

算定、加算のルールがわからない、処方箋の見方がわからない、薬がとにかく多くて覚えられない……。
資格を持っていたとしても、どれかひとつでもわからないことがあれば苦労します。
仕事を覚えることに必死になってしまい、ミスをしがちになります。

忙しさについていけない

薬局や季節によりますが、忙しい時期はあります。患者がひっきりなしに来ることもあります。
そういう時、落ち着いて処理していかなければなりませんが、ついていけないなんてこともあります。
また、忙しすぎて教えてもらえない……という理由で、辞めざるを得ないこともあります。

人間関係がうまくいかない

調剤薬局事務では、同じ事務員だけでなく、薬剤師とも関わります。
女性ばかりの職場とは違い、別の意味での人間関係のこじれもあるかもしれません。
また薬剤師の指示についていけず、あの人が苦手、となってしまうことも。

実際に働いてみて思ったのは、思っていたのと違う、でした。
処方箋をとにかくレセコンに入れていく……これがメインかと思いきや、とにかくやることが多く、疲れも重なってよくミスをしてしまいました。
迷惑ばかりかけてしまうので、辞めようと考えました。
どういった業務をするのか、きっちり確認してから就職することをおすすめします。

関連ページ
調剤薬局事務は未経験では難しい?

調剤薬局事務のここが大変!

次に、調剤薬局事務の大変なところを紹介していきます。

仕事が多い

レセコン入力、処方箋処理、調剤券の請求、報告書作成……など、とにかくたくさんの仕事があります。
薬局の規模にもよりますが、幅広い業務をしているところはかなり大変です。
全ての仕事を覚えるには、1年以上かかるのではないでしょうか。

ややこしい患者

お店のお客のように、病院やクリニック、薬局にもややこしい患者は来ます。
薬局では保険証はいらないだろうと考えている患者などは、保険証提示を拒否することもありました。
また混んでいる時には、いつまで待たせるんだと怒られることもあります。

薬剤師についていけない

薬剤師は優秀で、やることが多いです。事務員への仕事の指示もぱぱっとしてしまいます。
こちらがメモする暇もなく言ってしまうので、どうすればいいのかさっぱりわからない、ということもありました。
薬剤師にも悪気はないですし、もう一度聞けば教えてくれますが……何せ忙しいので申し訳なく思ってしまいます。

忙しい時は常に時間に追われるかのように、必死になって仕事をしなければなりません。
先輩や薬剤師についていくだけでいっぱいいっぱいです。
初めての場合は、少し余裕のある薬局を選ぶ方がいいでしょう。

調剤薬局事務が向かない人

調剤薬局事務に向かない人は、どのような人なのでしょうか。

仕事が覚えられない

調剤薬局事務員がする仕事、それに必要な知識などを覚えるには、それなりに努力が必要です。
これはどの仕事でも言えることですが、薬局の仕事は専門的な知識がいります。
それがなかなか覚えられない、覚えない人は向いていないでしょう。

仕事が遅い人

調剤薬局は処方箋を持って薬をもらう患者が来ます。
多少は仕方ありませんが、処理が遅くあまり待たせるのはよくありません。
患者とのトラブルにもつながりますし、仕事が遅いと向いていないと言えます。

先を読んで仕事ができない人

調剤薬局には、FAXで処方箋が送られてくることがあります。そういった場合、原本となる処方箋が必要になります。
患者が持っていれば患者に、患者が持っていなければその処方をした病院に手配するなどしなければなりません。
また生活保護の人の調剤券もそうです。本人の持参がなければ、早急に市役所に手配しないといけません。
レセプト業務までに処方箋や調剤券を揃える必要があるので、それを見越して早めに手配するなど、先を読んで仕事をすることができなければなりません。

仕事を覚え、処理スピードを上げ、レセプトに向けて仕事を終わらせる……これが大まかな流れになります。
未経験だと時間はかかるかもしれませんが、流れをある程度把握できている経験者ならついていけるかもしれません。
それがなかなかできない人は向いていないと感じ、すぐ辞めてしまうこともあるでしょう。

調剤薬局事務を辞める際の注意点

家庭やその他のどうしようもない事情以外では、調剤薬局事務は自分には合わない……などといった理由で辞める人もいるでしょう。
しかし退職するとなれば、最低でも三か月前には辞めることを上司に伝えなければなりません。
また、どうしても人手不足だからという理由で、次の人が決まるまで待たされる可能性もあります。

本当に辞めたいのであれば、早めに上司に相談しておきましょう。
もしかすると辞めずに済む解決策が見つかるかもしれませんよ。

また、今勤めているところとは別の薬局に行きたい場合や、クリニックや病院などで医療事務をしたいと考えている人は、ここで得た知識を忘れないでおきましょう。
それぞれの職場のやり方に合わせる必要はありますが、同じ医療系の仕事であれば、その知識が役立つこともあります。
処方箋の見方をわかっていれば、クリニックで出された処方箋のミスにも気付けるのです。

せっかく覚えた仕事を忘れず、情報だけは漏らさないように気を付けて、自身のスキルとして仕事に役立てましょう。

まとめ

これから調剤薬局事務を始めるという人もいるでしょう。
向いていて続けられる人もいれば、向いていないと感じてすぐ辞めてしまう人もいるかもしれません。

実際、研修期間ですぐ辞めるという人もいるでしょう。

どうしてもできないと感じたのであれば仕方ないですが、少しでも頑張ってみようと思ったら、すぐ辞めることはやめておきましょう。
自分にできることは必ずあります。諦めずに続けていれば、いつか実を結びます。

辞めたいと思ってしまうことは何度もあるでしょう。ですがあの時もっと頑張っておけばよかったと後悔しないように、よく考えてから行動してください。
調剤薬局事務は人の役に立てる仕事です。
やりがいを感じることができれば、きっと続けられますよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました