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不動産賃貸営業はきついの?何かきつくて大変?5年の経験から紹介

不動産

私は、以前5年間ほど不動産会社で正社員として勤務していました。

不動産会社にも、売買、管理、賃貸など様々な種類がありますが、私の仕事内容は不動産賃貸営業でした。

物件の紹介、内見、問い合わせ対応、物件の写真撮影などが主な業務内容です。

自立、就職、転勤、進学などのお客様をメインに物件情報を発信し、問い合わせをもらう流れでした。

不動産売買や管理業務に比べれば、全然きつくないと思う人もいるかもしれません。

では、実際不動産賃貸営業の仕事はきついのかどうか、実例もふまえてご紹介していこうと思います。

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不動産賃貸営業はきついの?

結論からお伝えすると、不動産賃貸営業はきついです。

ひと昔前の不動産業者のイメージにあるような異常な残業やパワハラなどは、今は無くなってきていると思います。

ただ、全体的にスピーディーな環境で、覚えないといけないことが膨大にあります。
大体半年で一人前と言われるような業界で、個人的に最初の一年は三年分くらい過ごしたように感じられました。

営業成績に応じて給料が上がる分、やりがいはあるけどきつい、というのが正直な感想です。

不動産賃貸営業の仕事内容

次に、具体的な不動産賃貸営業の仕事内容についてご紹介していきます。

これはあくまで私が勤めていた職場の内容ですので、規模や地域によっても多少違いはあるかと思います。

・お部屋紹介・接客・内見
一番メインの仕事です。来店した方にお部屋の希望を聞いて、実際に内見にご案内します。

不動産業者をいくつもまわっている方が多いので、なんとか自分のところで契約してもらえるように頑張ります。

・契約手続き
お部屋を契約する場合の署名捺印や説明などです。

・物件の写真撮影と加工作業
インターネットに掲載するための物件の写真を撮りにいきます。
写真のクオリティも会社によって様々で、室内の様子がある程度分かればいいだけの場合もあれば、かなり見え方にこだわっている場合もあります。
また、個人の顔やナンバープレートなどの個人情報を消す作業なども含まれます。

・電話・メール対応
予約サイトから入った問い合わせに電話やメールで返信する作業です。

・契約締結までの手配
内見して契約締結をするまでの間に、入金の連絡や契約書類の作成、契約日の調整などを行います。

不動産賃貸営業できつい・しんどいと思うところ

では次に、不動産賃貸営業の仕事できついと感じたところを具体的に挙げていきます。

営業ノルマがある

昔のような厳しさは無いとしても、やはり営業成績は大切です。毎月決められた数字に届かないとそれなりに気まずい思いをします。

毎日一件も無駄にできないので、契約申込みにつなげられなかった場合は、上司が納得できるだけの明確な理由が必要だったのもつらかった記憶があります。

キャンセルが怖い

お部屋をご紹介して、案内後にせっかく契約してもらえることになったのに、契約締結前にキャンセルになってしまうことも多々あります。
理由はお客様によって様々ですが、増えたと思った成績が下がってしまうことに加え、オーナさん側に怒られることもあり、かなりつらかったです。

車の運転

これは地理や運転が得意ではない人限定かもしれません。
お客様を乗せて世間話をしながら、細い道や一方通行に気を付けて運転するのはかなり神経を使いました。

基本的に時間勝負の仕事なので、渋滞するような大きな道路より裏道を使って移動するようになります。

得意な人は一回で道を覚えてしまいますが、私は間違えてしまいかえって時間がかかることもたくさんありました。

常に時間に追われている

忙しいと次から次に来店がありますし、人気物件はすぐ無くなってしまいます。
限られた時間の中で成果を出せるように常に時間を意識する必要がありました。

写真撮影や事務作業も接客の間の空いている時間にやっていたので、いつも焦っているようできついと思うことがありました。

実践で覚えることが多い

物件に関する知識、不動産システムの使い方や物件ごとの手続きの方法など、実際にやりながら覚えることが多く、段階的にひとつずつ覚えていくということがあまりありませんでした。

研修でひと通り教わってから実践に入るような仕事ではなかったので、慣れるまでがつらいと感じる人も多かったと思います。

不動産賃貸営業できついな~と思った体験談

ここでは、私が不動産賃貸営業の仕事をしていた中で特にきつかったなと感じた体験談をご紹介します。

不動産賃貸の営業で一番忙しい時期は3月です。
進学や就職で一人暮らしを始める人が一斉にお部屋探しに来ます。
当然物件の空室状況も変わりやすく、初めての繁忙期の時は先輩達からその話も聞いていたのですが、実際は想像以上でした。

絶対に内見したいというお客様の意見に流され、案の定内見中にお部屋はうまってしまい、仕方なく他の物件を紹介するも、悩んでいる間にすぐ他の業者に取られてしまうことの繰り返しでした。
お客様もだんだん疲れてきて、結局その日は帰ってしまいそれ以降連絡はとれなくなってしまいました。

クレームになったわけではありませんが、他のスタッフが成績を上げている中、時間だけ消費して利益につなげられなかったことはとても情けなかったです。

不動産賃貸営業として仕事をして良かったと思うところ

私は、不動産賃貸営業の仕事ができてとてもよかったと思っています。
では、どんな点が良かったのか、ご紹介していきます。

外回りの飛び込み営業は無い

不動産賃貸の営業は、お客様から物件の問い合わせをもらって初めてはじまります。

自分からお宅訪問をしたり、電話を片端からかけて営業したり、ということはありませんでした。

自分が頑張った分だけ収入につながる

飛び込み営業は無いとは言っても、一度問い合わせがあれば、自分の会社で契約してもらえるような接客をする必要があります。

工夫しながら頑張れば頑張るほど成績があがって収入につながるため、それでつらいことも報われます。

常に考える癖がつく

どうやって契約につなげるか、上司を納得させるか、クレームを解決するか、事務作業を効率よく終わらせるかなど、考える癖がつきました。

不動産知識が増える

管理会社の良し悪しや契約に必要なお金の話など、仕事以外でも役にたつ情報を知ることができました。

色々な間取りを実際に見られる

写真や案内で実際に多くの物件を見に行けるのはとても楽しかったです。めずらしい構造の物件を見に行った人は、他のスタッフから質問攻めにあっていました。

不動産賃貸営業はこういった人はやめとけというポイント

不動産賃貸の営業は流動性が激しく、色々な人と仕事をしました。
その経験をもとに、やめた方がいいかもという特徴をお伝えします。

お客様の意見に流されてしまう人

賃貸営業もお客様ありきの仕事ですが、お客様の意見だけを全て優先すると利益につなげられなくなる場合もあります。

どうやって相手に納得してもらえるか考えられず、お客様の意見を通すことばかり重視してしまう人は、満足のいく結果を残しにくいと思います。

マニュアルが欲しい人

実践や周りを見ながら覚えることが多く、ある程度決められたマニュアルが欲しいという人も多かったです。

ただ、マニュアル化できそうな作業でも状況に合わせてやり方がどんどん変わっていくため、マニュアルや説明書に依存するタイプの人はなかなか続きませんでした。

競争にプレッシャーを感じる人

お客様から連絡をくれるので、あまり営業とかノルマがある仕事に感じない人もいるかと思います。

しかし、たくさんある不動産業者から自分を選んでもらう必要があり、さらに他のスタッフもいるので、正真正銘の競争の世界になります。

不動産賃貸営業はこういった人におすすめ

次に、どういった人におすすめしたいかを、こちらも経験をもとにお伝えします。

目に見える成果が欲しい人

自分の仕事の成果が数字という形ではっきり分かります。数字がモチベーションにつながる人に向いている仕事です。

負けず嫌いな人

他の不動産業者とはお客様の取り合いですし、同じ職場のスタッフとは数字の優劣がはっきり分かるので、負けず嫌いな人は誰よりも頑張れると思います。

地図を見るのが好きな人、得意な人

物件を紹介する時も実際に案内する時も、よく使う道路や周辺環境の知識は必須です。

苦手でも調べれば問題ありませんが、詳しい人が自信をもって説明する内容には説得力があります。

長所を見つけるのが得意な人

どんな物件でも長所を見つけて紹介できる人は、賃貸物件の営業にとても向いていると思います。

「ここで決めてほしい」という物件がある場合、短所も伝えつつそれを上回る長所を提案できる人は、お客様にも満足してもらえますし、自分の利益にもつながります。

まとめ

すでにお伝えした通り、不動産賃貸営業の仕事はきついです。

時間やノルマに追われるきつさもあれば、お客様との調整に悩まされるきつさもあります。

ちょっとしたことが後々に響くクレームになってしまうこともあるので、気を抜けません。

ただ、その分、得られる知識や経験の密度はかなり濃かったと思います。
私はあまり競争世界に強いタイプではありませんでしたが、失敗したり工夫したりしながら続けた5年間はとても有意義なものになりました。

自分で考えて結果を出すことにやりがいを見いだせる人や、とにかく必死になって働きたい人には、是非挑戦してみてほしい仕事です。

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