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外来看護師はきつい? 楽?大変なことは|経験をもとに紹介

医療

私は地方の総合病院や東京の大学病院で外来看護師として働いてきました。
今回は外来看護師の仕事が一体どれくらいきついのか、それとも楽なのか、私の体験を交えてお話していきます。

最初に結論を申し上げますと、外来看護の仕事は「きつい時もあれば楽な時もある」です。
どのような仕事にもきつい面と楽な面があると思いますが、外来看護師として仕事をする場合にどんな点がきついのか、そしてどんな点が楽なのか具体的にお話していきます。

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外来看護師の仕事はきついの?楽なの

外来看護師の1日は外来診療の準備から始まります。
診察室の消毒、パソコンの立ち上げ、担当の医師に合わせて必要なものを準備していきます。
その後は予約で来られたかたの受付、予約が無く来られたかたの問診を行います。

午前中は予約有りのかたも予約無しのかたも大勢来るので毎日忙しいです。
病棟と違い外来はスタッフの数が少ないので基本的に一人が3~4つの業務を常に同時進行で抱えています。

外来業務はとにかく患者さんの診察を滞りなくスムーズに、安全に進めていく必要があるので一人の患者さんに多くの時間はかけられません。
看護師がその場で判断しないといけないことも多いです。
忙しくなってくると判断することばかりで優先順位もつけられなくなる時もあります。
ですので毎日午前中はきついです。

午後は検査についたり翌日の診療の準備をします。午後は座りながら仕事ができるので気持ちも体も楽です。

外来看護師の仕事がきついと思うところ

患者さんが大勢来院する日の業務

月曜日と祝日明けは特に患者さんが大勢来院されます。
外来では一人のスタッフが3~4つの業務を同時に抱えている、とお話しましたが、忙しくなると判断するスピードを上げて手も動かしてどんどん進めていかないと抱える業務は5つ6つと増えていきます。

例えば、入院の必要がある患者さんの書類を書かないといけない。処置ベットには点滴を待っている患者さんがいる。医師からは検査の予約を取るように言われた。
これらすべてが同時に起こると優先順位をつけるのも大変です。
スタッフもみんな同じくらい忙しいので手伝ってもらうこともできません。一人の看護師がいくつもの業務をこなさないといけないところはきついです。

人間関係

病棟よりもスタッフが少ないので性格が合わない人がいるときついです。
病棟はシフト制でローテーションするので毎日メンバーが変わりますが、外来は毎日同じメンバーで仕事をするので嫌な人とも毎日一緒です。
一度つまずいてしまうとかなりきついと思います。

外来看護師の仕事が楽だと思うところ

午後の業務は余裕がある

午後は各検査についたり、引き続き診察についたり、翌日の準備をします。
午前に比べて午後は落ち着いていることが多いので座って仕事ができる日もあります。
病棟勤務は一日中立ちっぱなしのことが多いので病棟に比べると体力的には楽だと思います。

夜勤がない

外来勤務は基本的に日勤のみで土日休みのところが多いです。
夜勤はやはり体力的にきついです。年を取ると本当にこたえます。そういう点で外来勤務は体は楽です。

外来看護師の仕事をしていて良かったと思うところ

病院内、病院外でも様々な人と知り合えることです。
外来業務はほかの部署の人と関わることが多いです。
受け付け、検査科、リハビリ、薬局、医療秘書などの方々と一日に何度もやり取りをするので業務以外にその人のひととなりを知る機会も多いです。
仲良くなった受け付けの人たちと合コンに行ったり、リハビリの人たちとチームを組んでマラソンに挑戦したこともありました。

また、6か月に一度定期的に検査を受けに来られる芸能人のかたがいたのですが、来院するといつもきさくに朗らかにあいさつしてくださるのです。
外来でもそのかたが来院する日はみんな朝からそわそわしていました。

このように外来では仕事を通して様々な人と出会うことができます。
そのおかげで楽しいことがたくさんありました。

外来看護師をやめておいたほうがいい人

マルチタスクが苦手な人

外来業務は一人の看護師がいくつかの業務を同時進行で進めることがよくあります。
どんどん流れていく外来業務の中で優先順位をつけて動く必要があります。
マルチタスクが苦手な人は業務をこなすのが大変だと思います。
私はマルチタスクが苦手で、この点では外来は向いていないと思います。

患者さんとじっくり関わりたい人

外来業務は多くの患者さんの診察をスムーズに進めていく必要があります。
言い方は悪いですが流れ作業になることもあります。
一日の中で多くの患者さんと関わるので一人にかける時間は短いです。
患者さんとじっくり関わりたい人には向いていないと思います。

外来看護師の仕事はこういった人におすすめ

マルチタスクが得意な人

判断力があって行動も早い人は外来看護師に向いていると思います。
やってみて思うのですが、深く考えるよりスピード勝負です。
自分の中で完璧をもとめずに最低限のラインまでやって次の仕事に取り掛からないと業務が進みません。
同時にいくつもの業務をこなせる人は外来看護師に向いていると思います。

コミュニケーション能力の高い人

毎日多くの患者さんと関わり、病院内でも他部署との関りが多いのでコミュニケーション能力の高さは必要だと思います。
また、業務を進めるうえで他部署の人に仕事を依頼することも多いため上手くお願いする必要があります。
他部署との連携が上手くできるコミュニケーション能力の高い人は向いていると思います。

まとめ

外来看護師の仕事はきつい時もあれば楽な時もあります。
正直午前の業務は毎日きついです。
ですが、楽な時もあれば楽しい時もあります。
病棟とは業務内容が全く違いますがやりがいや達成感もあります。
看護師の仕事は奥が深くて面白いな、と感じています。

もしも今、自分の病気や家族の事情で外来勤務を考えているかたは思いきって異動してみてください。
病棟とは違う新しい発見があると思います。

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