花屋の仕事って、華やかで癒されそうだけど、水仕事はハードで大変そう。
そう思っている人は案外多いのではないでしょうか?
花屋の仕事というと、花束やアレンジメントを作ったり、花の水替えをするのは大体想像つくかと思います。
その他に、市場から仕入れた切花を箱から出していく水揚げや、配達、ブライダルを扱っている店舗だとその業務は多岐にわたります。
実際に、花屋でアルバイトを1年半経験してみて、「きつい」と感じた事はあったのか、今回は実体験をもとに紹介していきたいと思います。
花屋の仕事はきついの?楽なの?
結論から申し上げますと、「正社員はかなりきつそうだけど、アルバイトは気楽」です。
冒頭でもふれましたが、花屋の仕事は多岐に渡ります。しかし、「それら全てをアルバイトが任されることはない」と言うことです。
確かに、水替えのような作業は、アルバイトが任される事も多いです。
運ぶのが重かったり水が冷たいなど感じるかもしれませんが、花は生ものなので在庫を大量に抱えている店舗は少なく、長時間その作業をしなければいけない程ありません。
水替え自体も毎日するわけではなく、店舗によるかとは思いますが、私の働いていたところでは3日に1度程度でした。
また、繁忙期は母の日で、その日の数日前からは忙しいです。
前日や当日はもしかすると、休みが取りづらいかもしれませんが、年に一度と思えば乗り切れる気がします。
花屋の仕事がきついと思うところ
先程アルバイトは気楽と答えましたが、何事もいいことばかりではないですよね?
では、花屋で「きつい」と感じる時はいつでしょうか。
・時給が安いところ
花屋の仕事を探すために、求人情報を色々見ましたが、大体最低賃金に近いような時給がほとんどでした。
人気の職業なので、給料が多少安くても人が集まるからかもしれませんね。
・多少なり重いものを運ばなくてはいけない
水替えなどに苦を感じたことは私自身ありませんでしたが、腰痛持ちの方にはきついかもしれません。
どんな仕事でも、最初の方は雑用もあったり、楽しいことばかりではないですよね?
給料に関しては、なかなかすぐに昇給することは難しいかもしれませんが、その分好きなことができるので、カバーできるかもしれません。
花屋の仕事が楽だと思うところ
きつそうと思われがちな花屋ですが、楽なところも実はあるんです。
・客層が良く対応が楽なところ
花を買いに来る人は、だいたい機嫌が良いです。
私は1年半働いていて、接客で嫌な思いをしたことがありません。
花束やアレンジメントは事前に予約する人が多いので、「急いでるから早くして」など急かされることもあまりないです。
・時間が経つのが早いところ
私は過去に内職や工場作業、コールセンター、アパレルなど様々な仕事をしてきました。
その中でもつらく感じたことが「時間が経たない」ということです。
もちろん時間は平等に流れるものですが、単純作業をしていると「まだ5分しか経ってない」とか時間を気にしてしまうんですよね。
体力的には楽な仕事も、お客さんの対応で精神的に疲れてしまうと、つらいものがありますよね。
どの店舗も同じとは限りませんが、私の働いていたところではとても客層が良く、困ったお客さんなどはいませんでした。
花屋の仕事をして良かったと思うところ
・自宅でも活用できる花の知識や生け方などが知れた。
自宅で花を飾りたいと思って買いに行った時に、季節の花がどれかとか、「この組み合わせはおしゃれで合う」など、自然にわかるようになりました。
・友達や知り合いに職業を聞かれたとき「素敵」と高確率で言ってもらえる。
花屋って、子供の頃からなりたい職業でも名前が挙がるように、憧れの職業ですよね。
それでいて、あまり周りで働いてる人がいないので「いいね」「素敵!」と言われることが多かったです。
花が好きで、興味があるなら一度働いてみることは、無駄にならないかと思います。
辞めてしまっても自宅で活用できる知識は残りますし、何より好きなら楽しいですよね。
花屋の仕事をやめておいた方がいい人
実際に私が経験した仕事内容や「きつい」や「良かった」などの、実体験をお話ししましたが、やめておいた方がいい人はいるのでしょうか?
・腰痛持ちの人
やはり水替えなど、重いものを持たなければいけない時はあります。
常に立ち仕事なので、足腰には負担があるかと思います。
・お金を稼ぎたい人
先程も申し上げましたが、花屋のアルバイトの給料は基本最低賃金に近いものがあり、それほど稼げません。
もちろんフルタイムで働けばそれなりに貰えますが、「稼ぐ」という面だけを見ると、ほかの職業の方が効率はいいかもしれません。
既に腰痛持ちで、負担をかけると悪化してしまう可能性のある方や、花に興味がないけどお金が欲しいから働こうかと考えている人は、向かないのかもしれません。
花屋の仕事はこういった人におすすめ
では今度は、どんな人におすすめなのか、経験に基づいて考えてみました。
・花や植物が好きな人
当たり前かもしれませんが、一日中好きなものに囲まれて過ごすのって幸せですよね。
また、草花に関しての知識や技術が得れるので、私生活にも活用できます。
・人に「ありがとう」と言われたい人
花屋の仕事をしていて思ったのが、他の仕事よりもお客さんが喜んでくれたり、感謝してくれることです。
元々客層も良い方なので、トラブルが少なく、感謝してもらえることが多かったです。
好きなことを仕事にするって、理想ですがなかなかできなかったりします。
花屋でアルバイトする為に必要な資格もないので、「好き」という気持ちがあれば、あとは一歩踏み出すだけなのかと思います。
まとめ
花屋の仕事について、経験をもとに色々お話しさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
仕事をしていく中で、きついと思う瞬間もあるかもしれませんが、花や植物が好きかどうかで、楽しく続けられる人もいるかと思います。
そもそも楽しくて「楽」な仕事に、私は今まで出会ったことがありません。
自分が仕事を選ぶ上で、何を大切だと思うかが、大事になってくる気がします。
花が好きならば、花の仕事をするのも良いですし、趣味として気楽に楽しむのも良いですよね。
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