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保険の代理店営業はきつい?何が大変なの?3年以上正社員として働いた経験から紹介

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保険の営業と聞いて、何を思い浮かべますか?

私がよく言われたのは、「女の世界で苛め多そう」「ノルマ厳しそう」「きつそう」。

私は新卒で正社員で入社して、3年8ヶ月、生命保険会社の代理店営業の職に就いていました。

代理店は主に会計事務所です。

では、保険会社の代理店営業はきついのか?をご紹介していきます。

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保険の代理店営業の仕事はきついの?

私の正直な感想は「保険の代理店営業はきつい」です。

車営業でしたが、しょっちゅう車の中で泣いていました。

社内でも、デスクで同僚が泣いている姿を時々見ました。

しかし、それは決して外部の人から言われた「女の世界の苛め」や「ノルマ」のせいではありません。

私は、在職中に保険代理店での業務を通してステップアップ出来たので、退職して別の職に就いています。しかし、時々当時の事を懐かしく思い、またあの仕事がしたいを思うことがあります。

具体的に、何がそんなにきついのか、また働きたいと思えるくらい魅力的なのか、をご紹介します。

保険の代理店営業の仕事がきついと思うところ

きついと思うところには、自分の努力や経験で解消できるものと、解消できないものがあります。

自分の努力で解消できないものが、一番「きつい」と感じる所以です。

・試験が多い
生損保保険会社に関わらず、銀行、証券会社名など、金融業界はどこも試験が多いです。

生損保を扱うには資格が必要なので、入社して1~2ヶ月で、試験を受けなくてはなりません。

最初の3~5年は、毎年3~4個試験を受けなければならないでしょう

・勉強することが多い
代理店営業の場合、顧客にダイレクトにアプローチするのではなく、代理店担当者に商品を売り込まなければなりません。

代理店担当者は、殆どの場合が、複数保険会社の代理店をしていて、保険の知識が豊富です。

自社商品を熟知しているのは、当たり前とみなされます。

「この商品は〇〇生命の商品と比べて、どこが優れているの?」と聞かれることも頻繁にあります。

他社商品なので、「調べてからお返事します。」と言うことも出来ますが、そこで即答出来た方が、信頼度は増します。従って、自社だけでなく、業界全体の情報収集が必要です。

・ノルマを達成出来ないと焦る
個人のノルマと、課のノルマ、支社のノルマがあります。

自分だけ数字が低いと、課や支社のノルマ達成率が下がり、「迷惑をかけている」という気持ちになります。

・休みが取りにくい
有給休暇は当然ありますが、長く休むと、代理店からの問い合わせに対応できないので、人によっては長期で休む気になれないかもしれません。

・忙しくて、休憩時間を取れないことがある
アポイントが詰まっていて、移動で休憩を取る時間が無くなることはよくあります。

・ダイレクトに顧客にアプローチできない。
私が一番きついと感じたのは、顧客にダイレクトにアプローチ出来ない事です。

自分が直接顧客に説明出来れば、断られても納得出来ます。

しかし、有力案件と思って数字見込みを挙げていたのに、「断られたわ。」の一言で消える事が多くあります。

代理店は、複数の保険会社の商品を見比べて、提案を決めるので、商品力で競り負ける事もあります。

 

殆どの事は、自分の努力でも解消できます。

しかし、代理店と顧客の会話は、自分ではどうすることも出来ません。

熟練の保険募集人もいれば、入社間もないスキルも顧客も乏しい募集人もいます。

いかに、募集人の能力を上げるか。私は代理店教育が一番きついと感じました。

保険の代理店営業の仕事が楽だと思うところ

保険の代理店営業の仕事が楽だと感じる事は、少ないです。

楽だと感じるポイントは、外回りの営業は、大体同じだと思います。

・サボりやすい
これは、大っぴらには言えませんが、事実です。

私は38個の代理店を担当していました。

大型代理店だと、日参していましたが、小さな代理店は多くて週1の訪問。

月に1回しか訪問しない代理店もありました。

繁忙期は食事を取る時間もありませんが、閑散期もあります。

営業は外に出るのが仕事なので、代理店での用事が早く終わっても、支社に帰りにくく、必然的にサボります。 車で寝る、カフェに行く等。私はいつも、営業中にネイルサロンに行っていました。

大阪の会社でしたので、同僚で、営業中にUSJに行ったという強者もいます。

・社内での、人間関係のトラブルが少ない
どこでも同じでは無いかもしれません。

営業職は先輩や同僚と社内で接する時間が少ないので、お互いに不快に感じる事が少ないです。

また、営業先でとても気を遣う事が多いので、社内では自然と労りあう精神が生まれます。

冒頭で書いた、外部の方のイメージ、「女の世界で苛め多そう」は、現実には感じた事がありません

保険の代理店営業の仕事できつかった体験談

車中で泣いた思い出は色々ありますが、一番保険の代理店営業がきついと感じたのは、自分の無力感を味わった時です。

とても大きな案件がありました。私の年間ノルマの、4分の1を占めるほどの案件です。

代理店からもほぼ確実な有力案件、と言われ、課長も支社長も注目していました。

しかし、その案件が代理店担当者の「あの案件ボツになったわ。」の一言で消えてしまったのです。

理由を聞いても、「そんなんいちいち、お前に説明できるか。」と言われました。

後で、同じ会社の他の支社の正社員ではない、保険外交員から加入したことがわかりました。

会社としての利益は同じですが、私や課や支社の成績にはなりません。

課長に報告の電話をした時、課長は私を責めませんでしたが、受話器を通して落胆ぶりが伝わりました。

その時に、いかに代理店教育が重要かを強く実感しました。

保険の代理店営業の仕事がきついときの対処法

どんなにきつくても、逃げられない事はあります。試験や勉強は逃げられません。

忙しさは、自身の能力を上げれば、ある程度は効率化できます。

ノルマがきついなら、数字を挙げられるように、代理店教育に力を入れること。

遠回りのように感じますが、コンスタントに安定した数字を挙げるには、代理店の能力を高める事が一番です。

自身の力では解消できないきついことは、いかに早く忘れるかです。

忘れる方法は人それぞれです。

私は、車中で大声で泣いたり、高速道路を走りながら一人カラオケをしました。

営業中に5,000円以上するような、贅沢なランチをした事もあります。

サウナ、スポーツも良いでしょう。

何か、自分が気分良くなれるような、忘れられる対処法を探して下さい。

引きずらない事です。

まとめ

ここまで読んで、保険の代理店営業はきついと感じましたか?

保険の代理店営業はとてもきつく、楽な仕事ではありません。

楽な仕事がしたい方は、やめておいた方が良いでしょう。

しかし、「やりがい」と「達成感」はとても大きい仕事です。

保険の知識だけでなく、金融全般、税財務の知識も身に付きます。

良い仕事をしていると、数字も自ずと上がり、代理店からも感謝されます。

私が退職するとき、多くの代理店主からお餞別や、感謝のお手紙を戴きました。

その時に、「私のしてきた事は間違っていなかった。」「良い仕事が出来た。」と自分を褒める事が出来ました。

保険の代理店営業は、日々人として成長できる仕事です。

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