私は看護師歴15年の女性です。
正社員で総合病院で勤務しております。
経験した科はICU、内科、心臓外科、循環器科、泌尿器科、脳外科、精神科、心療内科です。
では、看護師でしんどいしつらいし大変なこととはなにか実際にリアルな体験談も紹介しながら説明していきたいと思います。
看護師の仕事はつらいししんどい?大変なこととは
看護師をやっていてしんどい 、つらい、 大変なことの
1位は夜勤があることです。
病棟勤務であれば必須となるからです。
特に20~40代は夜勤要員にされるため、病棟勤務にされがちです。
夜間は人員が少なく休憩も取りづらく、患者様の安全を守るのも大変です。
第2位は人間関係です。
急性期ほど忙しければそこまで人間関係は悪くないのですが、慢性期病棟となると長く働いているお局様が必ずいて味方をしないと仕事をする上で支障が出るほどです。
白衣の天使に憧れたり、小さい時に看護師に優しくしてもらって看護師になった人程、熱意が強く、現実には一人の患者様を手厚く看護できるわけでもなく理想と現実のギャップに悩みます。
また、患者様の抗がん剤治療時には被曝の危険がかなり高まります。
レントゲン撮影、造影CT時の付き添いでも被曝します。
少しなら特に問題はありませんが、長年続けていくと健康面が心配です。
リアルに大変だった体験談
手術後の患者様が麻酔から覚めて、その日は絶対安静なのにタバコを吸いたいと言われ静止がきかずスタッフを押しのけてまで歩いていったこと。
医師は知らないふりをしていいよと諦めていました。
病棟に入院している患者様
認知症があり家に帰ろうとし病院の前からタクシーに乗り「まっすぐ、まっすぐ」しか言わないのでタクシー運転手がおかしいと思って連れて帰って来てくれたことがありました。
患者様がいなくなったら見つかるまで退勤できません。
患者様も悪気はないのですが日常の仕事プラス、歩ける人を探すのは大変です。
ICUでの体験談
心筋梗塞や脳梗塞、外傷など色んな患者様が運ばれてくる。
急変もよくあってひとときたりとも目が離せません。
トイレに行く時も休憩に行く時もいつもドキドキです。
刺激的ではありますが神経をすり減らします。
精神科の患者様
普段は穏やかな人でも調子が悪くなってくるとスタッフに暴力を振るうこともあります。
その時のことはその患者様は覚えていません。
薬で精神症状をコントロールされていて患者様が薬の副作用で長年辛い思いをしているのを目の当たりにするのは辛かったです。
冒頭にも書きましたが、夜勤は本当に大変です。
具体的に言うと15時?翌日9時
までの勤務です。
本来は16時から開始なのですが、内服薬の準備、患者様の情報収集、患者様への挨拶で1時間は前残業です。
その前残業の手当がついている病院は見たことがありません。
暗黙の了解です。
仕事が早い人が前残業しないとそれはそれで
仕事に対する姿勢がなっていないと指摘を受けます。
日勤の看護師が帰ると食事の配膳、内服薬の配布、患者様の状態把握、手術から帰って来ていない患者様がいたらその方の担当もしないといけません。
その間に患者様からのナースコールは鳴り止みません。
時間指定の点滴や内服薬も投与しないといけません。
かと思ったら入院患者様が来ますと連絡が入ることもあります。
22時くらいにやっとひと段落したと思ったら、やっと看護師達の食事です。
それも途中で患者様の急変で呼び戻しされることだってあります。
仮眠時間は一応90分はあるのですが、患者記録で電子カルテから離れられず。
ほとんど休憩に行く人はいませんでした。
みんなエナジードリンク片手に朝までお仕事です。
フラフラしながら朝6時から採血を始めます。
当然状態観察も行いながら…。
7時くらいから検査や食事配膳、内服薬配り。
業務は基本的には目白押しです。
空いた時間でまた記録。
8時から医師の回診が回って来ます。
どんな患者様なのか、今治療していることは何かなど答えて今度は医師の相手…。
看護師って本当に業務量多すぎです。
そして、日勤の看護師に引き継いで夜勤終了かと思えば、他の看護師のお手伝い。
仕事が終わっていない人はいつも同じ人です。
何の取り組みか分からないですが夜勤メンバーは一緒に退勤するという謎のルールがあって本当に帰りたかったです。
家に帰ったら疲労困憊でベッドではなく床にダイブです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?とても大変な仕事だということが伝わったでしょうか?
私が経験したことは辛いことが多くありました。
もっと大変な看護師さんもいらっしゃると思います。
看護師は毎日人のためを思って頑張っています。
そして絶対に世の中に必要な仕事です。
看護師になりたいという方へ少しでも参考になったら幸いです。
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