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家庭教師のバイトは危ない?始める前の注意点|4年の経験から紹介

家庭教師

あなたは、家庭教師のバイトにどのようなイメージを持っていますか?

「生徒とうまくコミュニケーションを取れるかな?」「成績を上げられなかったらどうしよう。」「危ない目にあうことはないかな?」など、心配なことも多いと思います。

私は、家庭教師のバイトを大学在籍の4年間行っていました。
実際に担当したのは、小学生1人と、中学生2人です。
その中で、楽しかったことや嬉しかったこともあれば、危ないと感じることもありました。

危ないと感じるところはいったいどういったところなのか。
それを経験に基づいて紹介したいと思います。

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家庭教師のバイトは何が危ないの?

結論から言うと、家庭教師のバイトに危ないことはいくつかあります。

・教育熱心な保護者の無茶な要求
契約で定められた時間を超えて指導することを迫られたり、次の指導の日までのオリジナルの宿題を作ってくれと言われたことがあります。

・成績が上がらないことへのダメ出し
家庭教師を始めたのに成績が上がらないと怒鳴られたことがあります。
家庭教師を付ければ成績が上がると思い込んでいる保護者は一定数います。

・教えるのに不適切な環境
異臭がするほど汚い家庭だったり、保護者(父と母)間の共通認識がなく、父親から「お前に高い金を払う筋合いはないから、もう来なくていい。」とすごまれた家庭があります。
(実際は、その後話し合いをして、続けることに同意していただきました)

家庭教師のバイトというものは、「子どもに勉強を教える」という性質上、保護者の思いが強くなりがちです。
特に、成績に関わる定期テストや、進路に関わる入試前後などでは、保護者の要求も強くなり、時にはハラスメントではないかという人格否定に近い言葉や態度がこちらに降りかかることもあります。
家庭教師のバイトをするにあたっては、それだけプレッシャーを感じるバイトであるという認識が大切です。

家庭教師のバイトで危険な目に合わないための対策とコツ

家庭教師のバイトの危ない面をいくつか紹介しましたが、危険な目にあわないための対策もあります。

・生徒や保護者と信頼関係を構築できるよう努力する
家庭教師を希望した理由や目標はなにか、生徒と保護者で認識の違いはないかなどを聞き、授業のレベルを定めることが大切です。
「テストで平均点を取りたい」と「応用問題を中心に取り組み、難関校に合格したい」では、指導内容に大きな違いが生まれます。
生徒や保護者の目指すものに合う指導を心がけ、信頼関係を構築できるようにすると、訪問時の空気が良くなり、指導しやすくなります。

・できないことはできないと割り切ってはっきりと伝える
私は、とある保護者から「テスト前なので30分延長してくれませんか?」という依頼をたびたび受けました。
やってあげたい気持ちもありましたが、一度受け入れると40分延長、50分延長、1時間延長と際限なく要望が来そうな感じがしたので、「2時間という契約なので、すみません。」と言って断っていました。その分、契約の2時間で成果が出るように取り組む姿勢も見せました。

・トラブルが起きてしまったら、すぐに派遣センターに連絡する
家庭教師を始めたことを知らなかった生徒の父親から、最初の家庭教師の日の指導の前に「お前に払う金はないから、出ていけ。」と肩をつかまれて家から出されそうになったことがありました。
生徒と母親からは謝罪されその後指導はしたのですが、少し身の危険も感じたので、その翌日に派遣センターに連絡し、事の次第を伝えました。
派遣センターから家庭へ連絡し指導してくれたようで、次に訪問した際に父親から謝罪され、事なきを得ました。

危険な目に合わないための対策をいくつか紹介しました。
まずは、事が起きないように予防的な対応をすることが大切です。
また、事が起きてしまったときも、そのままにせず、必ず派遣センターに連絡をしてどのように対応したら良いかを相談しましょう。

家庭教師のバイトで働くメリット・デメリット

家庭教師のバイトで働くメリットとデメリットについて紹介します。

家庭教師のバイトで働くメリット

・時給が高い
求人サイトを見るとわかると思いますが、家庭教師の時給は他業種より高いです。
私は時給2000円~2500円でした。教えるということは誰にでもできることではありません。
豊富な知識、信頼関係を築けるコミュニケーション力、成績を上げるための指導法などの専門的なスキルが必要であるため、高く設定されているのだと思います。

・シフトを調整しやすい
例えば週に1回2時間という契約だと、相手先がOKであれば、指導時間を調整することが可能です。
「基本は毎週水曜日の18時~20時だけど、来週は部活の遠征があるから月曜日に。」ということが可能です。
また、自分の都合が合うなら、「基本は毎週水曜日の18時~20時だけど、定期テストが火曜日にあるから、来週だけ月曜日にしてほしい。」というような相手先の希望にもある程度応えてあげることもあっていいと思います。
その方が、こちらの希望も通りやすくなります。

・指導のスキルが上がる
私は、大学は教育系の学部に通い、教師を目指していました。
そのため、家庭教師のバイトで実際に生徒と接することは、教師を目指す上でとても意味のあることでした。
大学3年次と4年次に教育実習へ行きましたが、家庭教師のバイトの経験がとても活かされたなと感じました。
教師を目指す人にはおすすめのバイトです。

家庭教師のバイトで働くデメリット

・熱心に取り組みすぎると時給の単価が下がる
実際の契約は2時間でも、教える内容を事前に準備しすぎると、次のようなことになってしまいます。
契約は時給2000円の2時間で4000円
実際は、指導時間2時間に、事前の授業準備に2時間の計4時間で4000円
こうなると、見た目の時給は2000円ですが、実際にかけた時間で言うと4000円÷4時間で時給1000円になってしまいます。
始めた当初は、このようなことになりがちです。
事前に準備しすぎると、時給の単価は下がります。

・意外と稼げない
時給は高いのですが、例えば週に1回で2時間だと、1回あたり4000円となり、月に換算すると20000円~24000円にしかなりません。
これだと、時給はそれほど高くなくても、他業種でがっつり働いた方が稼げると感じる人も多いと思います。

・成績が上がるかどうかがプレッシャー
生徒の成績が上がらないと「お金をもらっているのに、どうしよう。」という気持ちが強くなってきます。
また、生徒ひとりひとりタイプが違うので、しっくり来る教え方も違います。
そこを試行錯誤していくのがおもしろさでもあるのですが、プレッシャーに感じることも多いです。
特に、「家庭教師を付ければ成績が上がる。」と思い込んでいる保護者への対応が難しいですね。

家庭教師のバイトは、時給が良い反面、熱心に取り組みすぎると時間が取られてしまったり、成績が上がらないことへのプレッシャーなどもあります。
これらを解消するためには、やはり生徒の目標や特徴を早めに把握し、生徒に合った指導を心がけていくことが大切だと思います。

家庭教師のバイトのおすすめの選び方

家庭教師のバイトのおすすめの選び方は、2つあります。

1つ目は、求人サイトや家庭教師派遣センターに登録し、紹介される方法です。

こちらの方法は、会社を通して働くため、相手先の生徒や保護者との間に予期せぬトラブルがあったとしても対応してくれます。
また、研修を設けている所も多いため、初めて家庭教師のバイトを始めるという人にとっては、安心して働くことのできる方法と言えるでしょう。

ただし、登録してもすぐに派遣先が決まるという訳ではありません。
教えられる学年や教科の幅が狭いと(中学生のみとか、国社英のみなど)、なかなか依頼が来なかったり、住んでる場所から遠い所を依頼されて往復の時間が取られて時間効率が悪くなったりします。

できるだけ、幅広く希望を出せると良いでしょう。
私は、「小学生から中学生まで。教科は主要5教科OK。」という条件で出していました。
実際は国語と社会が得意で理科と数学は苦手でしたが、中学生レベルの内容ならなんとかなりました。
3人のうち2人は、この形で行っていました。

2つ目は、自分で探す方法です。

最近ではあまり一般的ではないかもしれませんが、私は1人、以下の形で探しました。

それは、住んでいる地域のスーパー、公民館、図書館などにある「地域掲示板」を活用する方法です。

スーパーなら会計後に袋詰めするあたり、公民館や図書館なら出入口付近に、そこに少年団の勧誘ポスターや不用品の交換希望の紙などが貼ってあるボードがあるのを見たことがありませんか?そのボードに、自分の条件を書いて「家庭教師やります!」という紙を貼っていました。
もちろん、掲載先には許可をいただきます。

そして、連絡が来るのを待つのです。
ボードに貼ってから2か月ほどは何の連絡もなく、さすがにこの方法だとダメか…、と思っていたところに連絡があり、契約できることになりました。
ちなみに、そのご家庭は、不登校の子どもにちょっとでも勉強の遅れを取り戻してほしいということでの依頼でした。

この、自分で探すことのメリットは、自分の生活圏で募集するため移動が少なく、時間効率が良いことです。
また、派遣会社を通さないため、時給が良くなる傾向があります。
実際私は、派遣センターでのバイトより時給で500円高く契約していました。

一方で、私はありませんでしたが、なにか相手先とトラブルがあると自力解決が求められるので、大変かもしれません。

まとめ

家庭教師のバイトは危ないのかについて紹介してきました。

家庭教師のバイトは、危ない面もありますが、対策やコツを事前に知ることで解消できたり、最小限で解決できることが多いです。

時給は高く、シフトの融通もききやすいので、魅力あるバイトであると思います。

また、将来教師を目指している人、何かを教える仕事に就きたい人、コミュニケーションスキルを高めたい人などにとっては、とてもやりがいのある仕事であると思います

 

 

 

 

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