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家庭教師のバイトはやめとけと言われる理由|4年の経験から紹介

家庭教師

あなたは、家庭教師のバイトにどのようなイメージを持っているでしょうか。

「教えることが好きだから楽しそう」「他のバイトより時給が良いイメージがある」「やりがいがありそう」など良いイメージを持っている人も多いと思います。

私は、家庭教師のバイトを大学在籍の4年間行っていました。
その中で、「家庭教師のバイトはやったほうがいいよ」という面もあれば「大変なことも多いからやめとけ」と思う面もありました。

家庭教師のバイトはやめとけと言われる理由は何なのかを、経験から紹介します。

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家庭教師のバイトはやめとけと言われる理由

・準備に時間をかけすぎると、時間単価が下がる
熱心な人ほど陥りやすいです。
バイトの前日などに「明日は、どんな内容を指導しようかな」などと考えるのは悪いことではないですが、その時間は時給に入りません。
時給は、あくまでも指導時間のみです。
なので、時給が2000円であっても、準備に1時間かけてしまうと、実質の時給は2000円÷(指導の1時間と準備の1時間)で1000円となってしまいます。
私は、事前準備はせず、生徒のわからない所を教えるという形を取っていました。

・生徒の家までの移動が大変だと、時間単価が下がる
個人宅を訪問するので、込み入った住宅街に行くこともあります。
そうすると、最寄りのバス停や駅などから遠く、大きな労力がかかり負担が大きくなります。

交通費も支給される派遣センターもありますが、大学生だと車持ちでない人も多いと思います。
自宅や大学からどのくらいの距離にあるか、交通機関の充実度はどれくらいかなどはチェックすべきです。

・生徒の成績が上がらないと気まずい
世の中には「家庭教師を付けると成績が上がる」と思っている生徒や保護者がいます。
しかも、けっこう多数います。
なので、指導をしても成績が上がらない場合、保護者の態度などが気になってしまいます。

家庭教師のバイトは、提示された時給より悪くなってしまうことがあるのが、やめとけと言われる大きな理由だと思います。
時間や労力をかける割に給料に反映されないと、長く続けようというモチベーションが保てなくなってきます。

実際に働いてみて家庭教師のバイトをやめとけばよかったと思うことや体験談

次に、実際に働いてみて思うことを紹介します。

・家に着くまでで疲労
時給3000円の家庭教師バイトを斡旋され、好待遇であることからすぐに引き受けましたが、その家が大変でした。
バス停を降りてから、徒歩20分ひたすら上り坂。着いたときには疲れ果て、指導どころではありませんでした。

・生徒のやる気を引き出せない
中学生男子の担当になった際のことです。
保護者が無理やり家庭教師を始めさせたが本人のやる気はないというパターンで、コミュニケーションを取れず苦労しました。生徒本人と保護者両方が「頑張りたい」という気持ちがある家は大丈夫ですが、生徒と保護者の見解に相違があるときは、その温度差にとても苦労し、やめとけばよかったと思います。
私の前でケンカを始めてしまうこともありました。

・レベルの高い生徒の担当になると率直に問題が難しい
中学入試を目指す小学校6年生の担当になったときは、質問される問題のレベルがとても高く、大変でした。
特に、主要5教科の中で、自分自身が苦手に感じている教科の応用問題などを質問されると、とてもプレッシャーに感じやめとけばよかったと思うこともありました。

これらのことは、斡旋があったときによく吟味することで防げることもあります。
派遣センターに登録する際に「担当できるエリア・教科・学校種」などをしっかり伝えておくことも重要です。
やり始めてから「やめとけばよかった」と思わないような事前対策が大切です。

こういった人は家庭教師のバイトはやめたほうがいいかも!?

家庭教師のバイトはやめたほうがいいかもと思う人の特徴をいくつか紹介します。

・気を遣いすぎるな人
気を遣いすぎる人や真面目すぎる人は、やめたほうがいいかもしれません。
家庭教師はあくまでバイトなので、契約された時間を精一杯頑張ればいいだけです。
ですが、気を遣いすぎる人は、教える内容を事前に予習したり、かなり早く訪問したり、遠くの家でも引き受けてしまったりします。
それだとコスパのいいバイトではなくなってしまいます。ある程度で割り切れる人でないと、やめたほうがいいかもしれません。

・スケジュール管理が苦手な人
スケジュール管理が苦手な人もやめたほうがいいかもしれません。
「1年後の入試に向けてどのように学力を上げていくか」「来月の定期テストに向けて今やるべきことは何か」など長期的な目線で考え、生徒や保護者と共有することができないと効果的な指導は難しいと思います。

・コミュニケーションを取ることが苦手な人
コミュニケーションを取ることが苦手な人もやめたほうがいいかもしれません。
家庭教師のバイトでまず大切なのが、生徒や保護者と信頼関係を築くことです。「この先生なら大丈夫そう」と思ってもらえるように、笑顔で親しみやすい雰囲気で接することが何より大切です。
なので、相手の話に耳を傾けたり、伝えたいことを適切に伝えたりすることが難しい人は、やめたほうがいいかもしれません。

これらのことは、業種に限らず働く上で大切なことでもあります。
ただ、家庭教師のバイトは、人を相手にする仕事であり、特に子どもの進路という大切なことに関わるものです。
保護者の期待も大きい中でうまく進めることができないと、だんだんと負担に感じ、続けることが難しくなってしまいます。
これらに当てはまっているのであれば、家庭教師ではなく、他のバイトで稼ぐということを検討してみてもいいと思います。

家庭教師のバイトをして良かったこと

家庭教師のバイトをしていて良かったことを、体験談を交えていくつか紹介します。

・感謝される
成績が上がり、生徒や保護者から感謝されると、とても嬉しいです。
私は、初めてのバイトが家庭教師で、自分のしたことで相手から感謝されるという経験がありませんでした。
だから、「先生のおかげで成績が上がりました」と言われるととても嬉しい気持ちになりました。
人の役に立っているという感覚を味わうことができました。

・成績が上がると待遇が上がる
中学生の女の子の担当をしていたとき、5段階評価でオール3だったのがオール4になりました。
すると、保護者から感謝の意味も込めて時給1000円アップさせてほしいと言われたことがありました。
また、別の子で、週に1回だったのが、もっと頑張りたいので週3回にしてほしいと言われたことがありました。
このように、成果が上がると、好待遇になることがあります。

・教師を目指している人にとっては、指導スキルが上がる
家庭教師のバイトを考えている人は、将来教師になりたいと考えている人も多いと思います。
実際、私もそのように考えていました。家庭教師のバイトは、指導の仕方、生徒とのコミュニケーションの取り方、保護者との関係性の築き方などスキルがとても上がります。
少し言い方は悪いですが、学校の先生になるための練習になります。

・気に入ってもらえると、色々配慮してくれる
これは、おまけ程度で読んでほしいですが、関係が良好だと色々と配慮してくれることもあります。
私の場合は、指導が終わった後に晩ご飯が出てくる家や、最寄り駅まで車で送迎してくれる家などもありました。
晩ご飯が出てくる家では、その子が一人っ子だったこともあり、学校生活の愚痴を聞いたり大学生活について話したりしていました。
信頼してくれていることがわかり、やりがいにつながっていた気がします。

家庭教師のバイトは、難易度はやや高いですが、とてもやりがいがあります。
人に教えるということは、自分のスキルアップにもつながりますし、生徒の成績が上がるとモチベーションも高まります。
うまくいかないこともありますが、自分の努力次第で楽しいバイトにすることもできます。

家庭教師のバイトはこんな方におすすめ

家庭教師のバイトに向いている人を、体験談を交えていくつか紹介します。

・人とコミュニケーションを取ることが好きな人
家庭教師のバイトのスタート時に最も必要になるのがコミュニケーションスキルです。
どんなに良い指導方法でも、生徒本人や保護者と関係性を作ることができなければうまくいきません。
生徒や保護者から「この人に任せれば大丈夫そう」という信頼を得ることが大切です。
そのために、自己開示をして相手を安心させたり、生徒の目標や保護者の願いを聞いて指導に反映させたりすると良いです。

・粘り強く前向きな人
家庭教師のバイトは、初めから成果が出ることは少ないです。
頑張っているのになかなかテストで良い点が取れなかったり、同じ問題を何回も間違えたりすることが多いです。
このようなときにダメ出しをしたり、怒ったような態度を取らず、粘り強く前向きな言葉を生徒にかけ続けることのできる人が、家庭教師のバイトには向いています。
生徒や保護者は、できないことをできるようにするために家庭教師を申し込んでいるので、粘り強く励ましながら進めることが大切です。

・状況を分析できる人
相手が何に困っているのかを把握し、寄り添える人に家庭教師のバイトはおすすめです。
例えば、計算問題ができない生徒に対しては、ただ正答を伝えるだけでは意味がありません。
途中計算のどこが間違えているのかを伝え、同じような問題に取り組ませ、できるようになったことを実感させることが大切です。

家庭教師のバイトは、他のバイト以上に人間性が求められます。
生徒の進路に関わる仕事ですから、真面目さや責任感が必要ですが、初めからすべてがうまくいくわけではありません。
私も最初のころは、生徒とのコミュニケーションに苦労したり、生徒も自分も頑張っているのに成績が上がらず保護者に怒られたりと「やめたいなあ」と思うこともありました。
しかし、様々な工夫をしながら続けることで、家庭教師バイトの良さややりがいを感じることができるかもしれません。

まとめ

家庭教師のバイトについて紹介してきました。
家庭教師のバイトは、思っているより大変です。
成績が上がらなかった時の申し訳なさや、生徒とコミュニケーションがうまく取れない辛さなど、時給は他のバイトと比べて良いですが苦労も多いです。
また、準備や移動に時間がかかりすぎると時間単価が下がってしまうことも「家庭教師バイトはやめとけ」と言われる大きな理由です。

しかし、一方で家庭教師のバイトは、得られる経験も大きなものです。
人に何かを教えるという経験は、自分が教師にならないとしてもとても役立つスキルです。
例えば会社員として部下に何かを教える際や、子育てで子どもに何かを教える際には、家庭教師のバイトは役立つと思います。
なので、家庭教師バイトを経験してきた私としては、「家庭教師のバイトは大変なことが多いからやめとけ」と思う反面、「やりがいのある面白いバイトだよ」という思いもあります。

実際がどうかは、これを読んでいるあなたが判断してみると良いと思います。

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