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経理の仕事に向いている人・向いていない人|経理マン8年の経験をもとに紹介

経理・財務・会計

どんな人が経理に向いている?向いていない?現役の経理マンが自身の経験を踏まえ分析していきます。

「あなたはお金が好きですか?」
この問いにはほぼ全ての人が「yes」と答えるでしょう。

では、「あなたはお金を管理するのは好きですか?」
この問いにはいかがでしょうか。

特に誰からも強要されることなく、自分から好きで家計簿をつけてしっかりと管理する。
それを苦にすることなくできる人が本質的に経理に向いている人だと思います。
何を隠そう、私がその例そのものであったのですが、その答えだけではあまりにも抽象的ですね。

そこで、現役の経理マンである私が、製造業で8年以上正社員として勤務した経験から具体例を挙げた上で、
どんな人が経理に向いているのか、向いていないのか、お話していこうと思います。

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経理が向いてる人の特徴

まずはどんな人が経理という職業に向いているのでしょうか。
これまでの実務経験を通して、経理に向いている人のポイントについて紹介していきます。

同じことをコツコツと作業ができる人

経理業務は日々の業務の積み重ねの作業となります。
着実にコツコツと作業することが苦にならないことが必要です。

正確な作業ができる人

作業にはスピードも正確性も求められます。
数字の入力ミス、作業のミスなどがあると、最後のチェックの際に数字が合わなくて、作業のやり直しが発生してしまいます。
いかに早く、正確に処理できるかが必要です。

数字に強い人・数学的センスのある人

とは言っても人間ですからミスはしてしまいます。
数字に強い人は、数字のズレからミスの箇所を特定するのがスピーディです。
経理という仕事の特性上、数学的センスがある人にアドバンテージがあります。

コミュニケーション能力

事務だから必要ないのでは?と思いがちですが、そうではありません。
社内の色々な部署と経費精算での連絡のやり取り。
取引先との入金額差異での連絡のやり取り。等々。。
経理上でのやり取りは必要不可欠です。
時にはこちらの正当性を主張する場面も出てきます。その際、自分の意見をきちんと相手に伝える必要があります。

まずは経理の知識など度外視して、資質の部分にて例を挙げてみました。
こちらの項目をクリアーしている人が経理業務に向いている人だと言えます。

経理が向いていない人の特徴

逆に経理に向いていない人とは?
基本的に向いている人の逆となります。

・同じ作業の繰り返しが苦痛な人
・作業が雑な人
・数字を取り扱うことに抵抗がある人
・コミュニケーションに不安がある人

となります。
これ以外で1点追加で、致命的な特徴があります。

それは

・PCの操作に不安がある人

です。
当たり前かもしれませんが、経理業務のほとんどはPCでの作業になります。
入金は売上システムで行い、仕訳は会計システムで行います。
私の会社では、システム間のデータ移行を、自動取り込みにて行っております。
移行にはエクセルでのデータ成型が必要になり、その処理はマクロを組んでおります。
今の現場としては、これくらいの処理は必須能力となります。

PCが苦手でよくわかりません。エクセルの関数がわかりません。では、全く戦力になりません。
当然、該当する人にはオススメできません。

経理の仕事が続かないすぐに辞める人の特徴は

経理に向いている、向いていない、ではなく、
経理業務が続かずにすぐ辞めていまう人の特徴として、

業務で扱う数字を表面的にとらえる人

を挙げたいと思います。

経理業務で入力する仕訳はある程度パターン化されてきます。
まわってきた請求書をただただ機械的に入力するだけ。
客先から入金があった情報を、ただシステムに入金入力するだけ。
その数字の意味も理解せず、PC上で処理をすることにやりがいを持つことができるでしょうか。

数字ばかり入力して、つまらないな。
入力処理する件数が多くて大変だな。
ただPCを入力しているだけで地味だな。

そんな風に感じてしまうと、なかなか経理を続けようとは思わないでしょう。

経理業務は数字を通して、会社の現状を把握することができる業務です。

先月接待費が多かったけど、新規の取引先が増えて入金があったな。
今月は売上が好調だけども、仕入額も同様に増えているな。
原料の仕入れ単価と水道高熱費が高騰しているけど販売単価が変わっていないけど大丈夫かな。
この新しい材料はどんなのかな。

一流の経理担当者は、会社のどんなことにも精通しています。
会社の全ての数字を把握することができれば、やりいがいにあふれた仕事にすることができます。

経理に必要なスキルとは

最近、現役の経理マンである私が必要なスキルだと改めて痛感している事があります。
それは、常に新しい知識を習得していく力です。

ちょうど今年2023年、インボイス制度という大きな法律改正が行われます。
あと半年後の改正を控えた今、経理担当者が把握していないと話になりません。

法改正により、処理方法がどのように変わるのか。
どのような準備が必要なのか。
逆請求書の発行基準など、リアルタイムで改正内容が変わっていきます。
それらの情報を確実にキャッチして理解し、業務に反映させていかなくてはなりません。

その他、電子帳簿保存法による請求書業務の電子化など、
新しいシステムにも対応をしていく必要もありますし、その作業も複雑化していきます。

常に新しい情報を収集していく姿勢と、
その情報をアップデードしていく柔軟さが経理担当者には必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
経理業務の実体験を通して、どんな人が経理に向いているのか、向いていないのかを紹介してきました。

私事かもしれませんが、経理業務がとても好きです。天職だとも感じております。
そんな想いと経理の魅力が記事から伝わりましたでしょうか。
一生をかけて向き合い、成長していける業務であると私は思います。

経理は、会社経営においてなくてはならないものです。
これから経理業務を志すあなたが、会社になくてはならない一流の経理担当者になれる助力になりましたら幸いです。

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