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建設コンサルタントに向いてる人・向いてない人|3年の経験から思うところ

サービス・生活

私は大学の土木工学科を卒業後、地元の建設コンサルタントで勤務していました。
建設コンサルタントは、建築の設計とは違い、道路、橋、下水道、河川、堤防、ダムなど、公共事業の構造物の設計、国、県、自治体と都市計画や防災計画の策定を行います。

私が入社した会社は社員数30名程度でしたが、会社の規模は地元の建設コンサルタントでは大きい方でした。
私が建設コンサルタントで従事した業務は、道路、河川、堤防の設計、治水計画でした。

これらの経験を踏まえ、建設コンサルタントに向いている人、向いていない人について解説していきます。

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建設コンサルタントが向いている人の特徴

建設コンサルタントの業務は、地域生活の土台(インフラ整備)を作ることに興味のある人はやりがいを感じられると思います。
また、設計については、根拠が必要なので物事を論理的に考えられる人、時間がかかるので継続的に物事に向き合える人が向いています。

地域のインフラ整備に興味のある人

建設コンサルタントが設計するものは、道路、橋など、地域住民が生活する上で欠かせないものです。

そのため、地域のインフラ整備を通じて地域の発展に貢献した人に向いていると思います。

また、土砂災害や洪水対策では、災害予防の観点からやりがいをかんじられると思います。

物事を論理的に考えられる人

設計業務では、設計根拠を示した専門の書籍があります(例:道路橋示方書,日本道路協会)。

そのため、設計は工事が計画された現場と専門書籍に記載された基準を照らし合わせながら進めていきますので、根拠に基づいた設計を行うため論理的に考える人が向いています。

継続的に物事に向き合える人

構造物の設計には多くの図面が必要になるため、ひとつの業務に従事する期間が長くなります。
そのため、継続的に物事に向き合える人が向いています。

建設コンサルタントが向いてない人の特徴

建設コンサルタントの設計業務は、建築物の設計と違い個人のオリジナリティを発揮することは難しいです。
そのため、自分が作りたいものを設計したい人には向いていないと思います。

自分が作りたいものを設計したい人

建設コンサルタントでの設計業務は、公共事業による地域のインフラ整備を担うものです。
そのため、建築物のように自分が作りたいものを設計したい人には向いていないと思います。

物事を論理的に考えられない人

建設コンサルタントの設計業務では、常に安全性を担保できる設計根拠が求められます。
そのため、物事を論理的に考えられない人は、基準に適した設計をすることが難しく、向いていないと思います。

飽きっぽい人

建設コンサルタントの設計業務は、大きな構造物であるためひとつの業務に長期間携わります。
そのため、移り気で物事に集中して取り組めない人には向いていないと思います。

建設コンサルタントに必要なスキルとは

建設コンサルタントに必要なスキルは、設計根拠を考えられる論理的な思考力、現場に適した設計に落とし込める柔軟な発想力、物事に集中して取り組める継続力、上司や発注者と報告・連絡・相談できるコミュニケーション能力です。

論理的な思考力

建設コンサルタントにおける設計業務では、安全性を担保できる設計根拠を考えられる思考力が必要です。

柔軟な発想力

実際の都市計画を設計する際は、設計根拠と現場に適応した設計を立案するための柔軟な発想力が必要です。

継続力

設計する対象は、道路、橋、ダムなど大きな構造物になります。
そのため、ひとつの業務に長期間携わりますので、物事に集中して取り組める継続力が必要です。

コミュニケーション能力

設計業務は、チームで分担して行います。
そのたね、設計における判断は、チーム内の上長に相談したり、設計根拠を説明しますし、経過報告では発注者に報告したり、相談することもあります。
そのため、社会人として報告・連絡・相談といったコミュニケーション能力が必要です。

建設コンサルタントはこういった人におすすめ

建設コンサルタントは、地域生活の土台(インフラ整備)を作ることに興味のある人、根拠が基づいた物作りがしたい人、自分の仕事を形として残したい人におすすめです。

地域生活の土台(インフラ整備)を作ることに興味のある人

建設コンサルタントで設計したものは、実際に施工されて生活で利用されます。
自分が設計したものを自分自身利用できることから、地域のインフラ整備に貢献している実感を得たい人にはおすすめの仕事です。
私自身、地域の治水計画で河川設計を行ったのですが、地域での洪水の頻度が減ったことを知った時は嬉しかったです。

根拠が基づいた物作りがしたい人

建築設計と異なり、個人のセンスやオリジナリティは求められません。
むしろ、基準に基づいた安全性の担保が必要になります。
そのため、根拠に基づいた物作りをしたい人にはおすすめできる仕事です。

自分の仕事を形として残したい人

建設コンサルタントで設計した後施工されたものは、地図に記載されていきます。
私も自分が設計に携わった橋や河川を見て、Google mapが変わっていた時は家族や友人に自慢したものです。
そのため、自分の仕事を形として残したい人にはおすすめできる仕事です。

まとめ

建設コンサルタントに向いている人は、地域のインフラ整備に興味があり、物事を論理的に考え、継続的に従事できる人です。
向いていない人は、オリジナリティのある設計をしたい人、論理的に考えることが苦手な人、飽きっぽい人です。

建設コンサルタントを目指す際には、思考の特性や継続力について客観的に評価して適正を考えることが必要ですが、最も重要なのはインフラ整備を通じて地域の発展に貢献したい意欲だと思います。

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