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塾講師(個別指導)のバイトはきつい?楽すぎ?バイト歴4年以上の経験から本音を紹介

バイト(その他)

塾講師のバイトと聞くと、きついイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
勉強そのものにきついイメージがあるので、それを教える塾講師なんてもっと大変なのでは?と思うかもしれません。
一方、「子どもが好き!」という人や、「人と関わることが好き!」「たくさん人と話す仕事がしたい!」という人には、興味深いバイトだと思います。
そこで今回は、塾講師バイト歴5年目の私から、塾講師のバイトは実際どれくらいきついのか、特に個別指導の塾について紹介していきます!

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塾講師バイトの仕事内容

塾講師の主な仕事は、授業とその準備です。
授業は、個別指導塾の場合、講師1人につき生徒2人程度を教えるのが最も主流です。
ただ、仕事に慣れるまでは1:1で授業をさせてもらえることが多いでしょう。

このほか、
面談などでの保護者対応や、
電話応対、
授業カリキュラムの作成、
生徒の授業日程調整
などの事務作業が講師の業務に含まれる塾もあります。

塾講師のバイトがきついところ

では塾講師のバイトのきついところを紹介していきたいと思います。

最初のうちは予習(授業準備)が大変

生徒に勉強を教えるには、まず講師自身が教える勉強の内容を理解しておく必要があります。
また、最初のうちはほとんどはじめましての生徒さんの授業を受け持つことになるので、授業する生徒がどんな子なのかを事前にチェックしておくことも重要です。

筆者は初めて授業した生徒が人見知りの大学受験生で、センター試験(現:共通テスト)の過去問題を解説しなければならなかったため教えるのも大変でしたし、自身も緊張していたため円滑なコミュニケーションを取ることにも苦労しました。

ただ、自分が授業を受け持つことのできる科目や学年などは必ず事前に責任者に伝えるので、無理に苦手な科目の授業をやらされるといったことはありません。
授業の予習・準備の時間も仕事の一環なので、この時間にも給与は支払われます。

講習会期間など、特に忙しい時期がある

夏期講習や冬期講習などの時期には、生徒はいつもより多くの授業を受講します。
そのため、講習会期間中は講師もいつもより多く出勤することになります。

授業の時間帯も、普段は夕方~夜にかけてですが、講習会期間中は朝から晩まで開校しており、普段と違う時間の出勤が必要になることがあります。
大学生の場合、講習会期間は基本的に長期休暇中になります。

授業以外の仕事が必要な場合もある

講師のバイトに授業以外の保護者対応や事務作業などが求められる塾の場合、これらの業務は授業を行っている以外の時間でこなさなければならないため、授業が入っている時間帯でなくても出勤しなければならないことがあります。

カリキュラム作成や生徒の授業日程調整は特に時間のかかる業務なので、授業以外にどんな業務があるかは採用面接などの際に確認するとよいでしょう。

塾講師のバイトが楽なところ

次は塾講師のバイトが楽なところを紹介したいと思います。

慣れれば授業は楽しい

先ほど授業の準備が大変だとお伝えしましたが、これは徐々に慣れていきます。
慣れるペースは人によりますが、筆者の場合、授業準備のために早く出勤するなどの対応をしていたのは最初の2,3か月だけだったと思います。
慣れてくると、準備にかかる労力はほとんどなくなっていき、授業で生徒とコミュニケーションを取れる楽しさがそれを上回るようになりました。
勉強を教えるだけでなく、生徒といろいろな話をして前向きに勉強に取り組んでもらえるようにするのも、講師の大切な役割の1つであり、やりがいの源でもあります。
大人を相手にする接客よりは気が楽なのではないでしょうか。

座って仕事ができる

個別指導の塾は、基本的に生徒も講師も座った状態で授業が行われる場合が多いです。
動き回ったり立ちっぱなしだったりする仕事に比べれば、体力的には楽だと言えます。
ただ、講習会期間などに1日であまりたくさんの授業を行ってしまうと、授業の質が低下したり、腰を痛めたりする人もいるため注意しましょう。

同僚は大学生が圧倒的に多い

塾講師のバイトを始めるタイミングとして最も一般的なのが、高校卒業・大学進学時の3月~5月頃です。
そして、長くとも大学卒業までにはバイトを辞めていく人がほとんどです。
ですので、正直なところ、人間関係のイメージとしては部活動やサークルに近いものになります。
上記のタイミングでバイトを始める大学生にとっては、馴染みやすい職場環境だと言えるでしょう。

塾講師のバイトは実際のところきついの楽なの?

総合的にいうと、【慣れるまでは少しきついが、慣れれば楽】です。

教える科目がある程度定まり、自分なりの授業の進め方や出勤のキャパシティーなどを掴んでくれば、体力をあまり使わずに楽しくできるバイトです。

塾講師のバイトに向いている人・向いていない人

以上の塾講師バイトの特徴を踏まえて、筆者の考える個別指導塾の講師に向いている人と向いていない人をご紹介します。

塾講師のバイトに向いている人

①子どもや同年代とのコミュニケーションが好きな人
普段の授業や同僚とのコミュニケーションを楽しめる人であれば、最初のきつさはいつの間にか乗り越えられる程度のものです。
長く続けていけば、バイトの時間がむしろ日々の楽しみや癒しになっていきます。

②勉強が苦手でも、学ぶ姿勢のある人
勉強が苦手な人は塾講師には向いていないと思われがちですが、個別指導塾の場合その限りではありません。
集団塾の授業は講師から生徒に対する一方的な解説や発問がメインですが、個別指導は生徒と講師の双方的なコミュニケーションです。
生徒と一緒に自身も学び成長したいという気持ちで真摯に対応すれば、その気持ちは生徒にきちんと伝わります。
最初から完璧な授業ができなくても、授業を重ねるうちに成長していけば大丈夫です。
勉強が苦手な子の気持ちを理解し寄り添うことができるのは、むしろメリットにもなります。

塾講師のバイトに向いていない人

①双方的なコミュニケーションができない人
先ほど述べたように、個別指導塾の授業は双方的なコミュニケーションです。
生徒の個性や体調、気分などの状況に合わせて適切なコミュニケーションをその都度選択していく必要があります。
これができないと、どんなに話の面白い人でも、うまく授業することができないと思います。

②気疲れしやすい人
生徒の中には、大人の言うことを聞こうとしない子やおしゃべりが止まらない子、ときには講師に対して心無い発言をする子などもいます。
子どもが自分の思い通りにならないことに対してイライラしたり気疲れしたりしてしまう人は、塾講師には向かないでしょう。
子どもに対する思いやりが強すぎる人の場合も、生徒にとっては「良い先生」になれますが、精神的に参ってしまうことがあるため注意が必要です。
また、広い授業ブースで一斉に授業が行われる塾が多いため、周囲の雑音が気になりやすい人には働きづらい環境だと言えます。

まとめ

塾講師として勉強を教えることは決して最初から簡単にできることではありませんが、「子どもが好き!」「人と話すのが好き!」という人にとっては、やりがいと楽しさのあるバイトです。また、個別指導塾の場合は、勉強を教える能力に自信がなくても自分のペースで成長できるため、集団塾よりは比較的敷居が低いと思います。
楽に稼げるだけのバイトではなく、やりがいのあるバイトをしたいと考えている人は、ぜひ挑戦してみてください。

 

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