本ページはプロモーションが含まれています

積算の仕事はきつい?何が大変?5年の経験からわかったこと

建築

積算と聞いてどのようなイメージをされるでしょうか。

「ただ数を数えるだけ?」
「大量の図面とにらめっこしているのかな?」
「地味で大変な仕事なんじゃないの?」

と思う方が多いのではないでしょうか。

なんとなく想像はつくけど実際はどんな仕事なのか、きつい仕事なの?楽しいの?
もっとリアルな積算職について知りたい!という方のために、約5年間改修工事の積算をやってきた私が実際のところ積算業務はきついのか?
一体どのようなことが大変なのか?を紹介していきます。

↓退職でお困りの方はチェック
退職代行ガーディアン
東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合

積算の仕事はきついし大変なこととは

積算業務の大変なところは一体どういったところなのでしょうか。
改修工事の積算で感じるきついこと、大変なことを一つ一つご説明します。

竣工図面があるかどうかを確認する

これは新築の積算業務では経験しない内容かと思いますが、築年数が古い建物の場合、竣工図書がしっかりと保管されているか、数値等を読み取れるかを確認することが重要になります。

数量を拾う前にやることがあるという点が改修工事積算の特徴の一つです。

大量の図面を確認する

やはり積算をするには図面を確認しないと始まりません。

図面と一口に言っても、平面図・立面図・断面図・矩計図・・・といろいろな種類の図面があるわけで、それらを一通り確認する必要があります。

一つの図面からでは数量が拾えないことが多々あるので、同時に複数の図面を確認します。

複数の図面を頭の中で組み立て、見えない部分を見えるように想像しながら進めていかないといけないため、初めの頃は四苦八苦します。

現地調査

これも新築では経験しないことだと思いますが、改修工事の場合はすでに建物ができているので、現地調査をすることができます。

ここでまた改修工事の特徴的な業務が発生します。調査一つ行うにも建物によりますが、現地調査を行うためにも日時指定があったり、詳細な調査内容等を周知しなければいけなかったりと気を遣いながら進めていかなくてはなりません。

また写真や動画を撮影する場合もあるため、撮影する場合は人が映り込んでいないか等注意が必要です。

ひたすら数字と計算地獄

積算業務なので計算するためには数値を拾う。
数値を拾うためには、それに必要な数値を拾わなくてはいけません。

やはり大きい建物だったり、複雑な形の建物の場合は一筋縄ではいかないので、心が折れます。
どの範囲をどこまで計算したか分からなくなることもあります。

褒められることはほぼない

これはどういうことかというと、言葉の通り誰も褒めてくれません。

積算職というのは施工管理でも営業職でもないわけで、直接的に会社の利益に貢献しているわけではないので、あまり成果が目に見える業務ではありません。

正しく数値が拾えて当たり前と思われています。
そのため工事が始まって数量が少しでも違えば身内(別部署の人間)からチクチク言われます。

このように地味で努力が報われないような仕事だということがわかってもらえたかと思います。
しかしながら、積算をしないことには工事ができない為、重要な仕事の一つでもあります。

 

こちらもチェックしてもらうと良いと思います。
積算の仕事はやめとけと言われる理由は|5年以上の経験から言えること

積算の仕事がきついし大変なときの対処法

ここでは積算の仕事がきついなを感じた時に実際にどのように対処していたのか?を紹介していきます。

積算業務をやっていると一定の周期で、数字を見るのが嫌になったり、計算したくなくなる時がきます。
そんな時は迷わず定時に上がって、ダラダラと仕事をやらないことを徹底していました(とは言っても、納期の兼ね合いで残業せざるを得ない場合もありましたが)。

その他にはこの対処法は私のオリジナルなんじゃないかなと思っていますが、いろいろな計算方法を調べてみることです。
どういうことかというと、普段頻繁に使わないような楕円の面積の求め方だったり、円錐の表面積の求め方、 √(ルート)の数値確認(例:√2≒1.414)をしたりして、数字や公式を覚えることで数字が好きという気持ちを復活させたりしていました。
気分転換をしつつ今後必要になる知識を習得・確認するので、一石二鳥な方法です。

積算の仕事でリアルにきついし大変だった体験談

巨大マンションの積算業務が一番きつい仕事でした。
その建物は複数の棟が組み合わされている建物でした。
単純に大きい分、拾う数量が多いから大変ということもありますが、拾った部分にそれぞれ名称をつけていかなければいけないのが意外と大変でした。

それ以外にも大変なことがあります。
改修工事の積算特有かもしれませんが、お客様からの要望や意見に対応する業務が発生する場合があります。
具体的には数量根拠を示すように依頼があったり、積算方法を細かく聞かれたり、納期が長いのはなぜかと理由を聞かれたりと、積算業務以外の大変さがあります。

積算として働く前に知っておきたいこと

積算に必要なことは、コツコツと地道にやり続けることができるかということです。
上記でも述べましたが、重要な仕事の一つの割にはあまり報われることが多くない仕事です。

また作業もとても地味で基本的にはほぼデスクワークのみです。
気分転換をするのも難しかったりするので、いかに自分なりの気分転換方法を確立するかが鍵となりそうです。

積算を続けていくとのメリットは複数の図面から、立体的な空間を想像する力が必要な為、空間認識能力が身につきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んだことによって、少しは積算の仕事について理解していただけたのではないでしょうか。
仕事の特性上、きついことや報われないことは多々ありますが、とにかく細かく数字を追いたい、とにかく計算することが大好きだ、という方にはぴったりな仕事かなと思います。
積算を極めたいと考えている方は建築積算士という資格があるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました