倉庫内作業は「キツイ」そんなイメージを持たれるのではないでしょうか。
常に動いていますので、決して楽な仕事ではありません。
子育て中にパートとして始めましたが、契約社員となり、女性で現場リーダーのようなポジションにまでなることができました。
倉庫内作業は力仕事でガテン系の人が向いているかと言えばそうではなく、無口で力仕事は苦手という人にも向いている仕事です。
10年以上現場で働いてきた私が倉庫内作業に向いている人、向いていない人を紹介していきたいと思います。
倉庫内作業が向いている人の特徴
倉庫内作業の1日の流れは、入荷作業と出荷作業に分かれます。
この中でもピース(バラ)作業とケース作業に分かれて作業していきます。
これらの作業を踏まえて向いている人はこんな人です。
動いて作業することが好きな人
倉庫内作業はデスクワークではありません。
荷物を棚に保管する入荷作業、荷物を棚から取ってくる出荷作業とどちらの作業も常に動いていますので、動いて作業することが好きな人には向いています。
力仕事が好きな人
残念ながら多少の力仕事はあります。ピース作業でも軽い荷物ばかりではありません。
ジュース1本は軽くても、24入りのケースとなればそれなりの重さになります。
力仕事でも苦にならない人は向いています。
黙々と単純作業が好きな人
簡単に言うと荷物を棚に保管する、荷物を棚から取ってくる、毎日この作業の繰り返しです。
ピース作業では力仕事だけでなく、細かい作業も求められます。
毎日同じ作業の繰り返しになるので、変化を求めず黙々と作業を続けたい人には向いています。
シフト制で自分の都合で働きたい人
倉庫内作業は何十人という人数で作業しますので、子供が熱を出してしまったときには休みがとりやすいです。
シフト制のところも多いので、閑散期や繁忙期に合わせて休みをとったり、残業したり、また子供の行事に合わせて早退したり等、融通の利く職場で働きたい人には向いています。
倉庫内作業が向いていない人の特徴
倉庫内作業は単純作業ですがこんな人には向いていません。
確認作業ができずミスの多い人
倉庫内作業は常に確認作業の連続です。
正しい商品が入荷・出荷されているか、数量、入数は合っているか、正しい棚に保管されているかと常に確認作業が必要です。
これらの確認作業を怠るとお客様の注文された商品を正しく届けることができません。
誰にでも間違いや勘違いはありますが、それを少しでも減らすには確認作業をしっかりすることが求められます。
安全作業ができない人
物流倉庫内ではフォークリフトなどの作業車が多く走っています。
物流倉庫内を人と車が作業しているので、接触事故になりかねもせん。
また、荷物=段ボールの開封などにカッターを使用しますので、1歩間違えば大変危険です。もちろん各会社では安全対策はおこなっていますが、各自が注意をして作業しなければなりません。
商品の破損も同じです。
10個注文が入ったのに1個破損してしまい9個しか出荷できないということになれば、お客様に迷惑がかかってしまいます。
このように荷物1つを扱うにも注意を払って作業することができない人は向いていないでしょう。
倉庫内作業が続かないすぐに辞める人の特徴は
倉庫内作業は、長く続く人もいれば、すぐに辞めてしまう人もいます。
すぐに辞めてしまう人には共通している特徴があります。
同じことの繰り返しで単純作業に飽きてしまう人
倉庫内作業は毎日同じ作業の繰り返しですので、あまり変化がありません。
単純作業に飽きてしまう人はすぐに辞めてしまいます。話をせずに手を動かす作業になりますので、接客や営業など人と接する仕事がしたい人もすぐに辞めてしまいます。
常に動いているので体力が続かない人
物流センターには常にトラックが出入りするため、シャッターが解放された状態になっています。
そのため、空調設備はあるものの夏は熱がこもりやすく、倉庫内は暑くなります。
冬は風が通りとても寒く、防寒着やカイロは必須です。
暑い日も寒い日も常に動いて作業をしなければならない為、体力が続かない人は辞めてしまいます。
倉庫内作業として働くために必要なスキルや心構えは
特別なスキルはいりませんが、持っているといいスキルや心構えを紹介します。
フォークリフトの免許を持っていれば尚OK
物流倉庫内は荷物をパレットに載せて運搬します。
このパレットを扱う作業車がフォークリフトです。
フォークリフトは荷物を運搬したり、棚の高いところにパレットごと荷物を保管したりする作業をおこないます。
フォークリフトを運転するには免許が必要で、4日間ぐらいで免許を取得することができます。
女性の私でも取得することができましたし、フォークリフト作業は免許を持っている人しかできませんので時給もアップします。
物流倉庫内は天井も高く1階のフロア―だけでも通常の3倍ぐらいの高さがあります。
そのため、高所作業車の免許を持っている人もいます。
ミスが少なく作業が早い
特別なスキルはいりませんが、ミスが少なく作業の早い人が好まれます。
お客様の注文された商品を正しくピックアップすることが仕事ですので、常にミスなく作業することが求められます。
だからといってゆっくり確認しながら作業すればよい、というわけではありません。
倉庫内作業は1日の物量が日ごとに変わります。
1日の物量を全て完了させなければ仕事が終わらないので、物量が多ければそれだけ時間がかかります。
作業をミスなく早く終わらせることができる人が重宝されるのです。
いろいろなポジションを覚える
他の仕事でも同じかもしれませんが、いろいろなポジションを覚えると倉庫内作業はアップします。
何十人という人で作業しますが当然欠員もでますので、そうした中で入荷・出荷作業、ピース・ケース作業、フォークリフトと欠員が出たところへ人員を補充できれば会社にとっては助かりますし、自分の仕事の幅も広がります。
時給アップの交渉にもつながるでしょう。
まとめ
倉庫内作業は楽ではありません。
デスクワークや接客をしたい人には向いていません。
力仕事もありますが、動いて作業することが好きな人や黙々と作業することが好きな人には向いています。
ガテン系の人が向いているかと言えばそうではなく、安全に注意しながらミスのない作業ができる人が向いています。
フォークリフトの運転をしたい人は免許をとるのもいいでしょう。
免許取得のための補助金をだしてくれる会社もあります。
女性の私でもフォークリフト作業をしていました。
子育て中にパートとして働き始めた私でも、パートから契約社員になることができました。
シフト制で自分の都合や予定に合わせて働くことができ、融通利く職場で働きたい人には向いているでしょう。
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