福祉歴20年、社会福祉士を取得したあとも約15年間仕事に向き合ってきたわたしが『社会福祉士は勝ち組といえるか』を検証してみました。
福祉職は『キツイ、キタナイ、キケン』の3Kと言われています。
わたし自身就職した当初は確かにきびしい職場で、何度も退職を考えました。この時には決して人生の勝ち組とは思えず不安に苛まれた毎日を送っていました。
そんな時に一筋のひかりとなったのが国家資格の存在でした。
施設の先輩から知識はあなたを助けてくれるとアドバイスを頂き『スキルを上げて知識を蓄えたい。』と3年後に介護福祉士、5年後に介護支援専門員を取得出来ました。
そして7年後には社会福祉士として相談業務を担当することになりました。
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社会福祉士が勝ち組と言われる理由
では社会福祉士が勝ち組と言われたりしますが本当のところは?というところで紹介していきたいと思います。
資格としての社会福祉士
福祉系資格には介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士などがありますが、福祉系資格の中では最高峰と言われています。
担当できる業務は
社会福祉士は相談援助や管理部門で業務していることが多いようです。
病院や施設、事業所等での相談援助(ケースワーカー)や、施設や事業所の管理者や施設長として働かれている方が多いようです。
年収は高い?
担当する業務により異なります。
管理者や施設長であればある程度の収入を得ている方も多いようです。
ケースワーカーの場合は経験値や役職により異なるのでは無いでしょうか。
知っている方で年収800万という強者もおられたので年収への思いが強い場合は働く場所や経験や役職などを意識して働かれると良いかと思います。
身体介護もある?
現場出身の上司であれば身体介護は難なく出来るので、対応を当たり前に指示されることが多いようです。
反対に初めから相談援助のみをしてきた上司であれば、原則指示されることは少ないようです。
これは働く現場によっても変わると思います。
本当の意味での社会福祉士での勝ち組は?
では本当の意味での社会福祉士での勝ち組はというところでみていきたいと思います。
〜ヒエラルキーのトップ集団〜
一般的な就労場面では、短時間労働から契約社員、平社員から管理職と様々です。
社会福祉士で働く皆さんも同様に働き方や経験値、働くサービスや役職によって立場や給与は異なります。
また同じ社会福祉士でも経験やスキルによって立場は変わります。
資格を取ればもう終わりではなく、常に新しい知識を学び、スキルを追求する姿勢がゆくゆくの立ち位置を決定づけるのではないでしょうか。
社会福祉士として研鑽できる先輩や同僚を見つけてお手本にすること、一緒にチームを組んでみて自分のスキルを上げる経験を積むとよいかと思います。
社会福祉士の代表的な職場には
・高齢者施設
・児童福祉施設・児童相談所
・公務員
・社会福祉協議会・地域包括支援センター
・障がい者支援施設
・学校・学童
・一般企業
・法律事務所
などがあります。
ご自身の職場だけでなく、横のつながりを重視して知らない知識を取り入れることも大切なことです。
社会福祉士のヒエラルキーのトップ集団の方達はこのように日々問題意識を持ち続けた方ではないでしょうか。
そうすることで自己研鑽して、1人だけで解決しようとすることなく、チームで取り組む姿勢を常に持ち、対象者の幸福をいつも追求できる人と言えます。
社会福祉士は引く手あまたで食いっぱぐれないって本当?
社会福祉士での働き方といえばどのような場所があるでしょうか?
すぐに思いつく職場といえば、病院、介護施設、介護事業所…。
今の世の中、働き方は様々異なります。
でもせっかく難しい社会福祉士試験にパスしたなら、せめて職場を選べる立場になりたいと考えるのは当たり前❓ では無いでしょうか。
実際にはたくさんの求人がタイミングにもよりますが存在します。
でも求める条件を絞れば求人数は少なくなり、悩ましいところです。
社会福祉士は仕事がないって本当?
社会福祉士として経験が少ない状況であれば難しいかもしれませんが、地域で働いていると転職のオファーを受けることも少なくありません。
同じような環境と立場で給与の高い条件を受けることもあります。丁寧な業務を心がけていると見ている方はいるものです。
まとめ
最後に『社会福祉士は勝ち組でしょうか。』と言われたら…
その方の目指す福祉観によって変わると申し上げられます。
・給与を目標にするのであれば、高い役職を目指されたら良いかと思います。
・理想の福祉を目指すのであれば、理想の環境に近い勤務先を選択するのが良いでしょう。
・働きやすい環境を希望するのであれば、共通の思いのある仲間達と働くことが重要です。
その方によって目標や価値観は異なりますので、一括りに勝ち組との概念で計ることは難しいです。価値観の違いで、いい悪いはないように思うのですが…。
少なくとも社会福祉士として人の役に立ちたいと考えている方であれば、役立った時や対象者の幸福を喜べるのではないでしょうか。
『社会福祉士は勝ち組』とはっきり言える方の価値観は他人の幸せを喜べる方、願えられる方ではないでしょうか。
もちろんその上で条件が良いのはいうまでもありませんが…。
わたしも自分で「社会福祉士は勝ち組」と言える職務を心がけたいと考えています。
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