わたしは介護保険が誕生した2000年に高齢者施設の介護士としてキャリアをスタートしました。
約20年を経た今は施設の管理者として人事・経理・施設管理など、様々な仕事を担当するようになりました。
これまでに老人ホームでの介護業務からユニットリーダーを務め、ケアマネジャー、グループホームの管理者、地域包括支援センターなどの事業所で経験を積んでまいりました。
資格のない状態で就労したために苦労もありましたが、介護福祉士・認知症ケア専門士・介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士と時間をかけて取得してまいりました。
このような経歴のわたしが「社会福祉士の仕事がない」と言われていますが実際はどうなのか。
これからの人材流入の可能性や仕事にしても大丈夫かどうか…。
現状について検証してみました。
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社会福祉士は仕事ないって本当?
色んな求人サイトやハローワーク等を検索してみるとわかりますが、求人は結構たくさんヒットします。
でも…
何故か…
『あんまり条件が良くないなぁ』と聞くことがあります。
これは何故なんでしょうか?
それでは『社会福祉士が仕事がない』って本当なのか?
結論を先に申し上げると、仕事の数は充分あります。
ただ…
思うような条件の求人が少ないと感じる方が、一定数存在するようです。
社会福祉士として仕事で困らないためにするべきことは
思うような求人が少ないと感じた場合どうすればいいのでしょうか?
理想の仕事に出会った時に、その職場へ就職出来る可能性をあげるためには普段どんなことに気をつけていればいいのでしょうか?
経験を積むときに気を付けること…
『理想の福祉観』を自分で説明できることが必要
実務経験や専門スキルが無くても就職出来る場合が多いのですが…
知識の積み上げは大事なスキルとなり得ます。
積極的な姿勢で福祉へ向き合う事で、理想の職場への就活にとても有利になるのではないでしょうか。
面接官が知りたいのは知識の量そのものではなく、考え方や姿勢という事でしょうか。
具体的な福祉の経験や状況を説明できることが必要
すでに就職している方であれば、経験値を増やすためにたくさんの業務をチャンスと捉えて取り組まれてはいかがでしょうか。
未だ仕事をされてない方であれば、行政や社会福祉協議会、事業所や病院などへ実際に出向いて、具体的な制度の運用場面を確認する事は、大事な知識の積み上げとなります。
大事なことは実践的な業務について自ら説明できるということでしょうか。
資格取得をゴールにせず、新しい制度や法律を学習する事が必要
法律や制度はどんどん変わっていきます。
社会福祉士の資格を取得した年度の知識だけに頼ると、新制度からは取り残されていきます。社会福祉士に関わる法律はひとつではありませんので、自分の関わっている(仕事をしている)制度だけでは無く、広く学習すると支援の現場で役立つことも多いようです。
施設の管理、人事の知識を事前に備えると役に立つ
長く業務をしていると、現場だけで無く施設の管理や人事管理、労務管理を担当することもあります。その時になって困らないように、事前の準備はとても大切です。
収入アップのチャンスとなり得ますので、オファーがあれば積極的にチャレンジしてみて下さい。
ストレスから身を守ることは大切
社会福祉士の仕事はストレスを強く感じる場面が多々あります。結果メンタルの不調から仕事が出来なくなる方もおられます。
どんなにスキルを備えて、知識をつけても体調を崩すと継続できません。
自分のストレスの解消法を普段から実践していると良いかもしれません。
社会福祉士は実は勝ち組?需要と将来性あり!
団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題はすぐそこまで来ています。
また障がい者の社会参加は現代社会の大きな課題で、国は次々に新たな制度を創設していくことと思います。
このような事情もあり社会福祉士の需要が見込まれることが予想されます。
そして優秀な社会福祉士であれば、収入アップや管理職への昇進、また理想の社会福祉士を目指して独立等、将来への展望も充分あり得るのではないでしょうか。
併せてこちらもチェック
社会福祉士は勝ち組?引く手あまたで食いっぱぐれないって本当?|福祉歴20年以上の経験から紹介
まとめ
「社会福祉士は仕事ない?」
社会福祉士の仕事について検証してみました。
結論は『仕事は数も多くて、将来性もある。』ということでしょうか。
特にこれからは社会福祉士の業務量が増える可能性が高く、理想の職場への就職も大いに期待できます。
でも…
良いことばかりではありません。
常に自己研鑽をして、新しい知識を学びたくさんの経験を積むことが将来性をより高めることになりますので、努力は必要です。
他にも仕事に行き詰まりバーンアウトしてしまうことも考えられます。そうなるとメンタル低下に陥るリスクもありますので、ストレス解消法を自分で見つけておくことも大切です。
社会福祉士の仕事を目指す方は『誰かの役に立ちたい』と考える方が多いようです。
社会にとって必要な仕事であると私も感じています。
続けていると人が幸せになる礎を築くきっかけとなれる瞬間や、感謝をされることもたくさんあります。
その時には「他に替えがたい多幸感を感じる瞬間」がきっと訪れることと思います。
そんな貴重な社会福祉士としての仕事を、1人でも多くの方が希望をもってチャレンジされることを切に願っています。
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