「社内SEはやめとけ」を執筆する前に私の経歴について、まず記述したいと思います。
私は社会人になり、生産技術の仕事をしていましたが、2012年の社内異動の際に、社内SEの部署に異動しました。
途中2年間別の仕事をしていましたが、それ以外は社内SEの仕事をしています。
業務内容は、PCのキッティングや社内のインタネット環境の整備や維持等を行っています。
また、新たな業務改善用のシステム導入の為の検討をして、社内のITを通じての業務改善を日々行っています。
言葉でいうと、上流工程の開発から、保守運用まで多岐に渡る業務をこなしています。
私としては、一つの業務に集中したい人は「社内SEはやめとけ」と感じています。
社内SEはやめとけと言われる理由
・システムを止める事ができない
業務でシステムを使用しています。
ほとんどの場合、システムが止まると社内全体の業務が止まってしまうこともあります。
常に安定的に動かすために細かい監視をする事もあります。
細かい所をみるのが嫌な場合は、社内SEの仕事はやめた方がよいです。
・PCを知らないといけない
社内SEの仕事は、ITの業務をこなさなければいけません。
メインがPCに絡む業務になるため、PCの事が好きではないと業務をこなすことができません。
PCが嫌いな人は、社内SEの仕事をお勧めしません。
・開発から運用までの業務をこなす
システムの開発から、運用まで多岐に渡る業務をこなす必要があります。
一つで落ち着いて仕事ができるわけではないです。
色々な事をしっていないと業務をこなすことができないので、一つの仕事を行いたい人は、社内SEの仕事はやめてください。
・時には外回りの仕事もあります
社内SEの仕事は、部屋の中の仕事をしていれば良いわけではないです。
高所に敷設した、インターネット回線を見ることもあります。
外での仕事をしたくない人はやめた方がよいです。
・生産設備をしらなくてはいけない時もある
生産設備からのデータを収集する必要がある時もあります。
生産設備だと、今までの社内SEの知識が役に立たない時も当然あります。
システム以外の事を勉強する必要がでてきます。
業務以外の知識を習得したくなければやめた方が良いです。
社内SEの仕事をしていてやめとけばよかったと思う事
・依頼仕事をなんでもYESと答える事
社内SEの仕事は、依頼の仕事が他の部署より多いと思います。
言われた仕事をただこなしているだけだと、その部分の改善のみになってしまいます。
他の場所もプログラム改善を行うことになることもあります。
全体で改善がする必要があるのか、言われたときに考えればよかったと思います。
・わからない、ソフト動作をした時
社内SEの仕事をして、問い合わせ対応時、私自身も知らないシステムの問い合わせを受ける事が多々あります。
初めて聞くことで何をして良いのかわかりません。
聞ける人もいない場合、ただ私自身が固まる事もあります。
知らないシステムの問い合わせはしたくないときもあります。
また、問い合わせをしてきた人から、システムの事を答えられず、怒られることもあります。
怒られたときは、社内SEの仕事をしなければよかったと感じます。
社内SEの仕事をやめた方がいい人
・システムが好きになれない人
社内SEの仕事ですので、システムの業務が当然メインになります。
今までの経験で、システムを使うのが好きではない人は、社内SEの仕事をやめてください。
・人と絡む事が好きではない人
開発時は、色々な人と話しながら業務改善も考えてどのようなシステムを導入するのか検討します。
また運用開始までの間は、システムメーカと話すことも多岐に渡ります。
システムが稼働後も、ユーザーから問い合わせ対応などが発生します。
社内外問わず、色々な人と話すため、人と話すことが好きではない人は、社内SEには向きません。
・デスクでの業務ばかりではない
社内SEの仕事は、デスクに張り付いていれば良い仕事ではありません。
社内のネットワークも見る必要があります。
インターネット回線を敷設するための、工事が発生する事もあります。
デスク以外の業務も発生するため、デスク以外の業務をしたくない人は、社内SEの仕事をやめた方がよいです。
社内SEはこんな方におすすめ
・業務改善が好きな人
社内SEはシステムの仕事もありますが、他の部署のシステムを通じての業務改善を行うこともあります。
新しい業務が、業務時間改善などを果たせたときは、貢献できたと感じる事ができます。
業務改善をしたい人には向いている仕事です。
・探求心がある人
システムのプログラムでトラブルが発生した場合、問題のあるプログラムの修正が必要になります。
どこのプログラムで問題があったのかを探偵の気持ちで探す必要があります。
この探すことが、好きな人は社内SEに向いていると考えます。
まとめ
社内SEの仕事は、システムだけの仕事をしていれば良いわけではありません。
時には他部署のシステムを通じての業務改善を行うこともあります。
業務改善を果たせたときは、この社内SEの仕事をしていて本当によかったと思います。
私が執筆した、社内SEをやめとけから、読んでいただいた人の参考になると嬉しいです。
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