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施設警備員は危険で怖いって本当?6年間(隊長2年)勤務した経験から紹介

警備・保安

よく施設警備員の求人が出ているけど、危険なこととか怖いことに巻き込まれたりしないのかな?と思っている方。

確かに危険や怖いことが100%ないとは断言できません。

もし『施設警備員になりたい!もしくは興味がある!』と思っている方は、どのような危険や怖いことが待ち受けているのか知りたいですよね。

商業施設やオフィスビルを中心に、施設警備員を6年間勤務(内2年間隊長職)してきた私が、ご紹介いたします。

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施設警備員ではどういった危険なことがあるのか

施設内で犯人と勇敢に対峙して、捕まえるといったヒーロー的なことは致しません。

現場で良く対応するのは次の通りです。

・不審者対応
施設の管理規則に則っていない方や、施設にそぐわない方に対してお声がけします。

凶器を携帯している可能性もあるので、不用意には近づけません。

・不審物対応
場所にそぐわない物が置かれていたり、長時間放置されている物に対処します。

明かにお客様の忘れ物だろうと思う物は、拾得物として扱ったりしていました。

ちなみに、巡回時に多目的トイレのごみ箱に、注射針が幾つか投棄してあったのを発見したことがあります。

・泥酔者対応
配属先の施設にアルコールを提供する店舗があると、対応が一気に増えます。

酔った本人は「酔っていない」と言い放っていますが、正常なコミュニケーションが取れないので、何をしでかすかわかりません。

・初期消火活動
火災が発生した際に、初期消火に駆けつけなければなりません。

近くの消火器で消化することです。

・不活性ガス設備が配置されている場所
スプリンクラー設備などの、水消火が有効でない電気設備が入っている部屋に設置してあります。火災が発生した際に、部屋に二酸化炭素を放出して酸素濃度を下げて消火します。

その設備が作動している最中に、誤って部屋に入室すると窒息死します。

無色のガスですから、目に見えません。

・転倒時の怪我
夜の巡回時に暗い中を歩きます。

認識できていない段差等に躓き、転倒する可能性があります。

雨天や降雪時の巡回は特に注意。

・体調不良
天候や季節に非常に左右される業務です。

〇熱中症
真夏の照り付ける太陽の日差しの中での立哨業務。

〇風 邪
真冬のビュービュー吹き付ける風の中での外巡回。

不審者や泥酔者対応をしたからといって、勤務していた6年間に1度も暴力を振るわれたことはありませんでした。とはいえ、何があるかわかりません。

お声がけする際には、相手の手が届かない範囲に離れて行っていました。

また、同僚と複数人で対応する対策も必要です。

もしも、泥棒や凶器を持った人物と対峙する場面があったら、立ち向かわずに【逃げなさい】と教えられてきました。逮捕するのは警備員ではなく警察官の役目です。

110番通報をするのが先決です。

施設警備員ではどういった怖いことがあるのか

いわゆるお化けのような、心霊現象です。

私は遭遇したことはありませんが、警備隊の中で噂は聞いたりします。

・夜の巡回
これにつきます。

懐中電灯1本携帯して、館内、外周を1人でまわるのはスリルがあります。

幽霊を信じない方は別でしょうが、私はガクガクしながら巡回していました。

最初は怖いですが、勤務を重ねていくと慣れてきますので安心してください。

施設警備員として働いていて実際にあった危険や怖い体験談

・不審物対応

敷地内に地下鉄へ通じる階段があり、その踊り場にスーツケースが放置されていました。

場所柄スーツケースが置いてあるのは不自然だし、周辺に重要施設があったので、建物を管理しているオーナー様へ報告。念のため警察へ相談することに。

警察官が5名程駆けつけて、確認して頂いた結果、危険物ではないと確認が取れました。

・不審火対応
守衛室で監視業務をしていたところ、自動火災報知設備が発報。

施設内にある飲食店の煙感知器が一部感知している模様。

該当する箇所へ急行すると、もくもくと部屋中に白煙が上がっていることを確認。

「火事か!」と思って良く見ると、灰皿にタバコが山盛りになって、そこから白煙が上がっていました。咄嗟に近くにあった水で消火したところ、大事には至りませんでした。

原因は火の不始末と、灰皿の管理不徹底でした。

・居ないはずのフロアに人が
夜間指定された時間に、一部の階が立入禁止となる商業施設に配属された時。

暗闇のなかを立入禁止された階を巡回していたら、誰もいないはずのソファーに人影が。

ビクッと身体が反応して、「うわぁ!・・・」と驚きの声を漏らしてしまいました。

急いで守衛室に無線で状況を説明して、お声がけをすることに。

結果的には、誤って侵入したお客様だという事がわかり、丁重にフロアから退去して頂きました。

・デモ団体
配属された施設は、定期的にデモがありました。

路上でプラカードを掲げてデモ行進を行い、その後、施設の前で訴えたい内容を、拡張器等を用いて声高に要求するのです。

会社とオーナー様との契約で、臨時で外に立哨する取り決めがあったので、デモ団体と対峙することに。規模の大きさにより、なかなか迫力がありました。

まとめ

施設警備員に勤務して、危険や怖いと思えるものを列挙しましたが、毎回遭遇することはありません。むしろそういった事案は稀です。もし遭遇したら、運がついていないと諦めて対応していました。ただ、こういった事案もあるんだと思って頂けたら幸いです。

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