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施設警備員の仕事はきつい?楽?6年間(隊長2年)勤務した経験から紹介

警備・保安

「施設警備員ってただ座っているだけで、楽な仕事じゃないの?」そのように思っていませんか。

実は座っているだけじゃないんです。
楽な部分もあれば、きつい部分もあります。

このように断言している私、施設警備員として正社員で6年間勤務した経験があります。
勤務していた場所は、商業施設やオフィスビル等です。

そこで、私の経験から施設警備員の仕事は、“きつい”のか“楽”なのかをご紹介いたします。

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施設警備員の仕事はきついの?楽なの?

はっきり言ってきついです。

きついと感じる度合が人それぞれだとは思いますが、決して楽な仕事とは言い切れません。

意外かもしれませんが、実は体力仕事でもあります。

そうはいっても、身近で施設警備員と接する機会は限られていると思いますし、業務のイメージが掴めないと思います。

どのように“きつい”のか、もしくは“楽”なのかは次をご覧ください。

施設警備員の仕事がきついと思うところ

私は警備会社に入社してすぐに、商業施設に配属されました。

そこでは24時間勤務、いわゆる“泊まり”“明け”“休み”の3交代制が取られていました。

・立哨業務
施設の入り口等で、立って警戒している業務のことです。だいたい1時間に1回配置換えがありますが、警戒中は立ちっぱなしです。入社したての頃は足が棒になったのを覚えています。なお、外の配置もあったので、雨や雪が降った日にはついていないと諦めました。

・巡 回
館内外の異常の有無を見て回ります。限られた時間に定められたルートに沿って歩きますが、ルートの内容や建物の規模によっては結構の運動量です。

真夏は汗だくになり、着替えないと気持ち悪いぐらいでした。

・24時間勤務
私は朝9時~翌日の朝9時までの24時間勤務でした。

もともと泊まり勤務を経験したことがなかったので、身体が慣れるまでは眠さとの闘いでした。仮眠と言っても実質4時間程寝られたら御の字。緊急事態が発生したら仮眠中も起こされます。

・仮眠場所
シーツやまくらカバーは各自に用意されましたが、布団はほかの人と共有でした。

また、一緒の部屋に複数人で寝ていたので、神経質な方は慣れるまでは厳しいと思います。

結構イビキ問題で悩まされている方がいます。

・立場が低い
警備員は世間から見れば下に見られがちです。また、警察官のような恰好をしていますが、何も権限を持ち合わせていない一般人です。何かお客様にしてほしいことがあれば、お願いをして協力を仰ぐしかありません。中には心無い言葉を浴びせてくる方もいらっしゃいます。忍耐力が必要でしょう。

施設警備員だから屋内だけと思いきや、外の巡回や立哨業務があります。
天候に左右されるので、ぬくぬくと居心地の良い部屋に居るだけとは違うのです。
また、夜間はどうしても眠くなるので、休憩や仮眠時間はしっかりと休むようにした方がよいです。

施設警備員の仕事が楽だと思うところ

きついところだけ読んでいると、気が滅入ってしまうかもしれませんが、楽なところもあります。

・暇なところ
忙しい時とそうでない時の差が激しいのが特徴です。

出入管理業務で従業員様の入退館を管理している際、1時間に3人しか対応しない時間もあれば、80人近く対応する時間もあります。また、施設にもよりますが、平日と休日では忙しさもガラッと変わります。

・動かないところ
巡回業務は毎時間しているわけではありません。立哨は警戒していても立っているだけです。また、防犯カメラを活用して監視等を座って行う座哨業務もあります。

動くよりも動かない時間の方が多いので、一部体力的な業務があっても身体が慣れてくれば楽に感じてきます。

私はあまりに暇すぎて、「ここで一体何しているのだろうか」と思う時もありました。
暇を持て余しすぎて、時間が経つのが遅く感じて気が遠くなりもします。
しかし、忙しくても暇でも、決まったお給与を頂けるのがいいところでもあります。

施設警備員の仕事できつかった体験談

・台風対策
台風接近に伴い建物の入口に土嚢を配置したり、屋外の飛散物になりそうなものを撤去したりと、1日がかりで作業を実施。

台風が直撃した際にも、建物に被害が出ていないか夜中でも追加巡回を実施。台風が通過した後も、対策時に設置した土嚢を撤去したりと、原状復帰作業に追われました。

・除雪作業
降雪時、ブルブルと身体が凍える中で融雪剤を撒いたりと、凍結防止策に尽力しました。

特に終わりが見えない雪かき作業が、尋常ではないほど体力を消耗。

結果的に腰を痛めて一時的にダウンしました。

・傷病者への対応
避けては通れない救急車対応です。

敷地内で傷病者が出た際には、救急車を呼んで初動対応をしなければなりません。

119番通報、救急車および救急隊員を現場まで誘導、傷病者の対応、オーナー様への対応等々細かいことはたくさんあります。

私は仮眠中に叩き起こされて、救急車対応をしたことが複数回あります。

施設警備員の仕事がきついときの対処法

きつかった体験談の件ですが、一人ですべての作業をすることはありません。

私が特に秀でていたわけではなく、同僚と力を合わせて乗り切っただけです。

わからないことや、大変だなと感じたら、まずは責任者である隊長へ助けを求めれば解決へ近づくと思います。少なくとも私はそうやってきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

施設警備員として楽なところよりも、きついところの方がより際立ってしまったかもしれません。とはいえ、私は20代前半に施設警備員になりましたが、私がいた会社では50~60代の方が最前線で業務をされていました。

一部の業務で体力的にしんどい事もあろうかと思いますが、みなやり遂げています。

最初は誰でも戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば一つ一つの業務は楽だと思います。

求人雑誌を見ても、施設警備員になるための特別な経験や資格は必要ありません。

全てはやる気次第です。

ドーンと飛び込んでみましょう。

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