突然ですが、施設警備員として勤務して何か月目ですか。それとも何年目でしょうか。
業務になれてきて、ルーティン作業をこなす単純作業の毎日。
やってもやっても給与は安い。“やめたい”と頭をよぎることもあるでしょう。
私は6年間施設警備員を務めた末に、転職を果たしました。
そんな私が、施設警備員をやめたくなる理由とその特徴をご紹介いたします。
施設警備員を辞めたいと思う主な理由
辞めたいと思う理由は人それぞれ。
しかしながら、今まで退職される方に話を伺うと、似通った理由でした。
・人間関係
3交代制の当直勤務だと、決まった方と班になります。
気が合う人が相方であれば良いですが、そりが合わない方だと24時間一緒に居るのが辛いです。業務で疲れるのに加えて、精神的にも疲弊してしまいます。
・隊長の指導が厳しい
隊長次第で警備隊の雰囲気がガラッと変わります。
厳しい人だと、細かな事で指摘されるし、休まる気がしないピリピリした現場になります。
・稼げない
「ちょっと今月出費が多くて・・・」とか思っていても、毎月決まった給与です。
しかも、夜勤手当が込みでも、お世辞にも給与が多いとは言えません。
・業務がきつい
現場によりますが、立哨や巡回時間が長かったりします。
オーナー様によっても、警備員に要求されるレベルが違います。
・人出不足
鬼のような連勤シフトが組まれることがあります。
配置業務ですから、人が割り当てられないと仕事になりません。
“当務→明け→当務→明け→当務→・・・”
“当務→明けで日勤” ブラックですね。
隊長にガミガミ言われたり、同僚と人間関係が合わないのにかかわらず、お給与も少ない。
わざわざ今の会社にしがみ付いている必要はあるのでしょうか?
それならば、知り合いが勤めている警備会社の方が“楽らしい”からそっちへ転職を考えます。
それと、人手不足で連勤シフトが続くと、そこまで会社に貢献してやるほどの仕事なのかと思えますね。それならば、勤務が安定していて、業務が楽な会社を探します。
施設警備員を辞める人の特徴は
辞める人の特徴は次の通りです。
・プライドが高い人
人に指図されることが嫌な人は、早めに辞めていくと思います。
気に食わない事があろうと、隊長の指示には従う必要があります。
自分の非を認めて、行動を改める素直さも必要です。
・他所と比べたがる人
他所の会社の事を持ち出すと危ないサインです。
「他の会社(現場)だと〇〇だった・・・」
「他の会社(現場)はもっと〇〇していた・・・」
郷に入っては郷に従うしかありません。
・若い人
周囲から「辞めた方が良い」と促されます。
「年を食っても出来る仕事。若いうちに苦労した方が良い。施設警備員でいるのはもったいない。根っこが生えてしまう前に転職しなさい。」
これは私が勤めていた会社の上司に言われた言葉です。
大手の警備会社では違ったかもしれません。
隣の芝生は青く見えるものです。
他の現場や会社と比べて、優劣を付けて不平不満を言っている人は、おのずと辞めていくと思います。どこの現場に行っても不公平感は大なり小なり感じます。
施設警備員を辞めるべきタイミングはいつ?
今でしょ!
とはいいませんが、会社の現状を考慮して、いつにしようか迷っているのでしたら、さっさと辞めてしまった方が良いと思います。
会社は、あなたという歯車が抜けてしまっても、他の誰かを探してきて、歯車の空いた箇所に当て込むだけです。
ひどい言い方をすれば、駒のような扱いと一緒です。
ただし、会社の就業規則「退職は〇か月前に申し出ること」等に則った対応をした方が、社会人として良いと思います。
いきなり「辞めてやる!」って言いだしたかと思えば、本当に2~3日後に辞める人もいて、シフトの穴埋めに苦労しました。
施設警備員を辞める前に準備しておくこと
次の就職先が決定していれば、準備することはないと思います。
強いていうのであれば、貸与された制服一式のクリーニングや、備品等の返却方法を事前に聞いておくと、スムーズに退職できると思います。
まとめ
私も施設警備員から転職する際には、「いつ辞めようか・・・」「今人手不足だからな・・・」と悶々と悩んでいましたが、思い切って決断して今は良かったと思っています。
今の会社の人間関係や不公平感は、他所の施設警備会社へいっても全て解消されるとは限りません。思い切って別の職種にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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