はじめまして。私は保育現場で15年以上の経験を保育士です。
これまでさまざまな保育施設で様々な雇用形態で働いてきました。
子どもたちの成長を見守る喜びと共に、保育士としての道のりは時につらさや大変さも伴うものでした。
そこで今回は、保育士の仕事で感じるつらさや大変さについて、実際の体験を交えながらご紹介します。
保育士の仕事に興味を持つ方やこれから保育士を目指す方にとって、参考になる情報を提供できれば幸いです。
保育士の仕事でつらいし大変なこととは
保育士の仕事は、子供たちの成長を支える大変責任のある仕事ですが、その一方でつらさや大変さも伴います。
・子どもたちの安全と責任
子供たちの安全と健やかな成長をサポートするために、保育士は常に目を光らせている必要があります。
しかし、その責任は大きく、万が一の事態を避けるためには緊張感を持ち続けることが求められます。
・予測不能な子どもたちの行動
保育士の日常は、子供たちとのコミュニケーションを通じて感情や欲求を理解し、適切なケアを提供することに尽きます。
しかし、子どもたちの行動は予測不能なこともあり、そのたびに柔軟な対応が求められます。
・自己のケアとバランスの取り方
保育士は、子どもたちの感情や成長に寄り添うために精力的な努力が必要ですが、その反面、自身の時間やエネルギーを割くことが多いため、心身のバランスを保つのが難しいこともあります。
保育士の仕事が辛さや大変さを感じる理由は、子どもたちの安全と成長を守るために常に緊張感を保たなければならない点にあります。
また、子どもたちの行動の予測困難さや、自己の時間とのバランスの取り方に苦慮することも挙げられます。
保育士の仕事でつらかった体験談
・急な体調不良への対応
ある日、急な体調不良で子どもが倒れました。
そのとき、迅速な対応と保護者への連絡が必要となり、保育士として冷静な判断が求められるなか、緊迫した状況に対するプレッシャーを感じました。
子どもの具合が悪くなった理由を突き止め、保護者に的確な情報を伝える必要がありながらも、他の子どもが動揺しないように落ち着いて過ごせるよう気を配らなければなりませんでした。
その経験から、急な状況に柔軟に対応する力と、冷静な判断力の重要性を痛感しました。
・事故への対応と自責の念
子どもたちの遊びや行動による怪我や事故は避けられないこともあります。
一度でも事故が起こった場合、その責任感や後悔は心に深く刻まれ、精神的な負担となることもありました。
ある日、園庭で鬼ごっこをしている子どもが置いておいた遊具に足を絡ませて転んでしまい、骨折をしました。
その瞬間、周囲の保育士と共に痛みで泣き叫ぶ子どもに処置をする一方で、自分が置いた遊具で子どもが怪我をしてしまったことについて強い自責の念を感じました。
・繊細な子どもとの向き合い方
ある子どもが繊細な性格で、思わぬことで傷ついてしまうことがありました。
その度に、適切なアプローチを模索しながら寄り添うことの難しさを感じました。
特に、他の子どもたちと上手くコミュニケーションがとれずに孤立してしまうケースでは、その子の気持ちを理解し、安心感を与えるための時間や工夫が必要であり、根気との戦いでした。
まとめ
保育士の仕事は確かにつらいことも大変なことも多いですが、その中には多くの成長とやりがいも存在します。
これから保育士を目指す方に向けて、以下の視点やアドバイスをご紹介します。
・柔軟さと前向きな姿勢の重要性: 困難な状況に遭遇したときに、柔軟な対応力と前向きな姿勢が必要です。そのためには、日々の学びや自己成長を大切にしましょう。
・チームワークとコミュニケーションの力: 保育士の仕事は一人では成し遂げられないものです。同僚との協力や保護者との信頼関係構築が、円滑な業務遂行に不可欠です。
・子どもたちの成長への喜び: 保育士としての成果は、子どもたちの成長や笑顔に表れます。その瞬間を大切にして、つらさや大変さを乗り越える力を養っていきましょう。
保育士の道は決して簡単ではありませんが、その中には魅力とやりがいが詰まっています。
こうして保育士の仕事は素晴らしいやりがいを感じる一方で、子どもたちの安全や成長に関わる責任やプレッシャー、予測困難な状況への対応の難しさなどがつらさや大変さとして存在します。
保育士を志す方々には、この現実を理解し、同時に自己の成長とメンタルケアにも目を向けることが重要です。
将来の保育士の道を考える際には、自身の適性や強みを確認し、上手なストレス管理やサポート体制の確立に努めましょう。
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