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調剤薬局事務の資格は意味ある?ない?どっち?|経験者が紹介

医療

社会人になって医療事務の資格を取得、仕事をしながら調剤薬局事務の資格も取得しました。
その時はまだ医療事務の経験を積むため転職せず、資格だけ持ったままの状態でした。

しかし医療事務に自信がついた頃、スキルアップのために転職することにし、薬局に応募したところ、契約社員として採用されました。
未経験でしたが、3~4年前に調剤薬局事務の資格を取っていたので、何とかなると考えていました。
医療事務と同じく、調剤薬局事務の資格は必須ではありません。意味もないのでは? と考える人も多いでしょう。

しかし実際にやってみると……資格を取ってから改正を二度ほど挟んでの初めての調剤薬局事務は、非常に難しいものでした。
もし資格すら持っておらず、無資格未経験のままだったら……一か月も続かなかったのではないかと思います。

今回は調剤薬局事務の資格は意味がないのかどうか、体験を織り交ぜながら説明していきます。

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調剤薬局事務の資格は意味がある・ない!?

結論から言いますと、調剤薬局事務の資格は意味があります。
ただクリニックや病院から発行された処方箋をレセコンに入力するだけではないのです。
保険証、算定条件など、勉強していなければわからないことが多いです。

一包化の指示が出ているが、これは算定条件に当てはまっているのか。
粉砕とあるが、嚥下困難の加算は取れるのか。

お年寄りの場合は特にこういった指示が多いので、算定できるのかどうかを理解していなければ、算定ミスが起こります。
また向精神薬にも加算が取れる場合もあります。
私も何度かミスをしてしまい、その度に患者や上司に謝罪しました。

資格がなくても仕事をしながら覚えることも可能でしょう。
しかし、忙しい薬局ですと、勉強にまで手が回らないことがあります。

実際、勉強しようにも仕事が忙しく、帰宅すれば疲れて勉強することもできませんでした。

資格を取ってすぐ転職するか、資格を取るのを遅らせればよかったと後悔しましたね。

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調剤薬局事務の仕事内容

調剤薬局事務の仕事は、どのようなものがあるのか挙げていきます。

・患者の登録、処方箋入力
医療事務の電子カルテ等の登録と同じく、新患や保険証変更などによっては患者登録や訂正をする必要があります。
番号や負担割合が間違っていないか確認しながら、正確かつ素早く登録する必要があります。
処方箋登録も、患者や薬剤師を待たせないように、素早く入力しなければなりません。

・ピッキング
薬剤師のサポートです。
薬剤師の代わりに薬を薬品棚から出し、揃えていく作業です。
一日何度飲むのか、何日分なのかを見て正確な数の薬を出す必要があります。
薬剤師が監査してくれますが、間違えることが許されない作業です。

・その他事務作業
生活保護の調剤券を持参しない患者もいます。そういった場合は市役所に調剤券を請求します。
その他にも電話の対応、会計や清算、書類の処理など、様々な事務仕事をこなさなければなりません。

調剤薬局事務の仕事は、ただ処方箋をさばいていくだけの仕事ではありません。
事務の仕事もできなければならないのです。
全ての仕事を覚える必要があるので、事業内容の規模が大きい薬局は大変です。

調剤薬局事務の資格をとるメリットは

次に、調剤薬局事務の資格を取るメリットを紹介します。

仕事がわかりやすい

資格なし、経験なしの場合、保険証を覚えるところからスタートになります。薬局では公費の知識も幅広く必要となるので、基本となる保険証についてわかっていると、新しい仕事に進めます。
また算定条件などの基本も理解していればミスも減り、先輩も教える手間が省けるので重宝されます。

薬の知識が得られる

資格を取らずに処方箋の処理をしても、自分や家族が服用したことのある薬はともかく、その他の薬のことは全くわからないでしょう。
調剤薬局事務の勉強をしていれば、薬の知識は少しですが付きます。
分3や3Tなどの意味も勉強していればすぐにわかりますので、処方箋を見て意味がわからない、とはなりません。

処方箋のおかしな点を見つけられる

処方箋を出す医師も人間です。ミスがない人間はいません。調剤薬局で働いていると、間違った処方箋を目にする機会が増えます。
処方の基本をわかっていれば、おかしな点を見つけられます。
薬剤師にも迷惑が掛かりませんし、患者に間違った薬を出すことなく、安全な処方ができるでしょう。

知識があるのとないのでは、雲泥の差です。
仕事をしていれば覚えられることではありますが、事前に知っている方が自身のためにもなります。

調剤薬局事務の資格が必要ない場合とは

調剤薬局事務の資格のメリットを挙げましたが、逆に資格が必要ない場合もあります。

資格を取ることなく調剤薬局事務をしたことがある人は、今更資格を取る必要はないでしょう。
或いは院内処方をしているクリニック等に勤めた経験のある人は、薬の知識が多少なりとも持っているはずです。

そういった場合は、資格がなくても調剤薬局で充分働けるでしょう。

調剤薬局事務未経験の場合は、かなり頑張れば何とかなる薬局もあるかもしれません。
面接の際、どういった事業をしているのか、しっかり確認しておきましょう。

まとめ

調剤薬局事務は、資格を持っていなくてもできる仕事です。
ですがやはり、資格を取るか、最低でも勉強をして少しでも知識をつけてから臨む方がいいと私は考えます。

薬局で一緒に働く同僚にも、何より自分のためにもなるからです。

何もない状態からのスタートはかなり厳しいです。
資格を持っていても難しい場合もあります。私は実際そうでした。

たとえ資格を持っていたとしても、大変なことに変わりはありません。
ですが少しでも力を身につけておけば、負担は軽減できます。

自分のスキルをアップするつもりで、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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