ネットカフェのバイトは業務が少なく楽に稼げそうだけど、危険だからと敬遠される方も多いのではないでしょうか。
私は学生の頃に、1年間ネットカフェでバイトをしていました。
そこでの主な業務はこちらです。
・受付
・清掃
・簡単な調理
・締め作業
・在庫管理
箇条書きにするとより少なく見えますね。
実際、業務自体はそれほどキツくありませんでした。
勤務時間帯は夕方から23時頃。色々な利用者がいましたが、ネットカフェのバイトが危険と言われる理由がわかる出来事もありました。
ここでは、ネットカフェでバイトをしていた経験をもとに、どういったことが危険といわれるのか、業務内容や対策を踏まえて、女性目線で書いていきたいと思います。
ネットカフェのバイトが危険と言われる理由は
まずは、ネットカフェのバイトが危険だと言われる理由をいくつか挙げてみましょう。
・深夜帯に近い程、マナーの悪い客層が増える
ネットカフェは24時間営業で、完全ではないが個室があり、カラオケやダーツなどの設備が充実しているネットカフェも多数ありますよね。シャワールームが付いているところもあります。そのため、飲み会帰りの終電を逃した方やその他泊まるところがない方が多数来店されます。
カラオケ店を利用されたことのある方なら想像しやすいかと思いますが、同じように酔っぱらった方によく絡まれます。
全員がマナーが悪いということではなく、そういった方が集まりやすい傾向があるということです。中には丁寧な方もたくさんいらっしゃいます。
・個室での対応はふたりきり
食事の提供や毛布の追加など、ブースに持っていく必要がある場面は多数あります。ブースは狭く、完全に部屋に入っていく訳ではないものの、引っ張りこまれる可能性もゼロではありません。過去にも、実際に女性店員がブースに監禁されるという事件も起きています。
店側も、監視カメラを設置するなどの対策をしていますが、100%防げるものではないでしょう。
女性としては、一番不安に思う点かもしれません。
・風邪を引いていても来店される方もいる
風邪を引いていて、家族に移したくないという理由でネットカフェに滞在される方もいます。来店時に明らかに体調が悪そうにしていますが、強く追い返すこともできないので、受付します。
現在は、体調不良時の来店に制限がかかっているので、このような利用者は少ないかもしれません。
ネットカフェのバイトで実際に危険だと思ったこと・危険な体験談
ネットカフェでバイトをしていて、実際に危険だと思った出来事があります。
店内の清掃をしている時に、利用者の方が近くにいるのがわかりました。
本を探しているのに邪魔になると思い、一礼してその場を離れて違う場所の清掃を始めたのですが、また近くに来ていて、探したい本があるのかと問いかけて見ましたが、「大丈夫」とのこと。
少し不気味だなと思いつつ、清掃に戻ると、やっぱり近くに立って本棚を眺めているのです。
本棚の清掃は、踏み台を使って高い場所のほこりを払ったりします。スカートを履いているわけではなく覗き目的でもないようです。その後も、特に何かされたわけではありませんが、ついて回られました。
流石に恐怖を感じました。
すぐに受付内に戻り、上司に報告しました。
しばらく休憩室に入っていると、その利用者は自分のブースに帰って行き、時間が経つと会計を済まし、店を出て行きました。
その他には、支払いの際に遅いと文句を言われたり、クーポンの期限切れを指摘して舌打ちをされたりすることも多々あります。
接客業をしているとよくあることではないでしょうか。
それにしても、店内でのストーカーまがいにあったことは危険を感じる場面のひとつでした。
女性がネットカフェでバイトする際に気を付けるポイント
ここでは、ネットカフェのバイトを探す上で気をつけるポイントをご紹介します。
・店舗の警備態勢などを見極める
警備会社と契約しているかどうか、近辺に警察官立入所があるかどうか、など危険の大小を見極めることが大事です。
面接時に警察との連携方法などを尋ねることもできます。
女性が面接に来て、深夜帯の危険性や安全対策などについて事前に説明してくれる店舗は、対策もきちんとしているところが多いと思います。
私がバイトしていたところも、面接時に時間帯の確認や、客層についての説明がありました。客層については個人情報もあるため、採用後に伝えられる部分もありますが、おおまかでも事前に伝えてもらえると安心感に繋がりますね。
・店舗の立地をよく見てみる
居酒屋が近くにあったり、駅の近くだったり、利用者が多くなりそうところや、深夜帯に酔った利用者が増えそうなところはやめておいた方が良いでしょう。
トラブルを極力避けたい方は、立地をよく見てみましょう。
・バイト先に安全対策マニュアルがあるかどうか確かめる
バイトを検討している店舗に安全対策マニュアルがあれば、それをよく見ておきましょう。
実際の場面を踏まえた対応の仕方が書かれていると思います。
対策マニュアルがある店舗は、危機管理の認識があるということです。
これからネットカフェでのバイトを考えている人は、こちらも面接時に質問してみると良いと思います。
ネットカフェのバイトで危険な目に合わないためにする対策
ここでは、危険への対策として、私が実際にやっていたことや、現在のネットカフェでの対策を合わせて見ていきたいと思います。
・店内清掃などで受付を離れる時は同僚など必ず2人以上に声をかけて行く
これは私が実際にやっていたことで、業務の声かけは基本的にしていることですが、危険対策も兼ねられていました。
どこに行っているのか、どれくらい時間がかかるのかが分かれば、何かあった時にすぐに対応できます。
・不具合等で呼び出された時は部屋に入り対応するのではなく、部屋を変えてから対応する
個室へ女性従業員を連れ込み監禁という事件もあったことから、部屋に入り、2人きりの状況を長く作らないようにするために、不具合等での対応中は時間がかかるので、対策として部屋の入れ替えは積極的に行うようにしていました。
・防犯ブザーの携帯
これは当時は導入されていませんでしたが、現在の大手ネットカフェ店舗では、押せば警備会社にすぐに連絡が行くブザーの携帯が義務付けられているところが多いようです。
まとめ
ここまで、ネットカフェでのバイトの危険性や対策について触れてきましたが、女性はネットカフェで働けないということでは決してありません。
ネットカフェで働く女性はたくさんいます。私も働いていましたし、私が働いていたところは女性店員が半数以上いました。
漫画が好きだったり、ダーツやカラオケが好きだったり、時給が良かったり、ネットカフェでバイトをしたい!という方はたくさんいると思います。
ネットカフェでのバイトに危険性は確かにありますが、立地や危険対策がきちんとされている店を選べば、他のアルバイトとそう変わりません。
とても楽しく快適に働くことができます。
ネットカフェでのアルバイトを考えている人はぜひ、この記事を参考にして、楽しくバイトしてくださいね!
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