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音響エンジニアに向いている人・向いてない人|5年の経験から思うとこ

エンジニア

音響エンジニアという職業があるのはご存知でしょうか。
音響エンジニアはテレビの音声やレコーディング、大型施設等で音響設備を設置する等、音が携わるところに仕事がある職業です。

その中でもコンサートやミュージカルなどの裏方であるPAというお仕事は夢があり、主に若い人に人気です。

しかし、あくまで裏方であり、お客様の前にはあまり現れないことから、どんな仕事をしているかわかりませんよね。

将来、「音響エンジニアになりたい!特にライブやコンサートに携わりたい!けど、向いているか、向いていないかわからない」という方へ、某有名劇団やオペラ・ミュージカルにPAとして5年携わった筆者が思う『音響エンジニアに向いている人、向いていない人』をご紹介します。
ぜひ、ご参考いただければと思います。

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音響エンジニアに向いている人の特徴

そもそも、音響というのはその名の通り音の響きであり、簡単に説明すると音の響きは空気の振動によって発生します。

その空気の振動を電子データ化し、それらを調整し人の耳へ聴きやすくするのが音響エンジニアです。

音や調整する機械に対して技術や知識が無いと到底携わることができないのですが、実は技術や知識の他にも『これがないと厳しい』点がいくつかあります。

音楽や楽器についてある程度知識がある人

音を出すものとして切り離すことのできない楽器や、その楽器で構成された音楽については少しでも知識がある方が得です。
仕事に携わって初めて知ることも沢山ありますが、それらに対する知識を少しでも持っているだけで、吸収率は断然変わります。
よって、音楽や楽器についてある程度の知識がある人の方が仕事の覚えが早いです。

向上心があり、なんでも興味を持てる人

どの業界でも共通しますが、仕事をする上で一番大切なマインドです。

特に音響の仕事をしていると音楽や楽器のみならず、スピーカーやミキサー卓、イコライザーやケーブル、マイクなどの機材、ミキサー卓のデジタル化によるネットワークなどの構成、電源の取り方、導線確保のためのケーブル養生などなど、様々な分野においても学ばなければなりません。

音楽だけに興味があります!だけではどうにもならないのです。

どんな人でも円滑にコミュニケーションを取れる人

音響エンジニアの仕事は、一人では決してできない業務がほとんどです。
コンサートやミュージカル、レコーディングにおいても演者含めその舞台に携わる人全員一丸となって取り組みます。

照明さんや舞台さんなど、他社から来た方々へ相談する場面がたくさんありますので、どんな方に対しても物怖じせず、丁寧な対応ができるコミュニケーション能力も必要となってきます。

心身の健康持続に自信がある人

音響エンジニアの多くの仕事は、時間が不規則です。
一般のサラリーマンみたいに定時がある音響会社はごく一部で、大半はイベントやクライアントの要望に対応して出勤時間が大きく変動します。

夜中に会場入りして朝までに仕込み、昼までには終わるなんていう現場もあります。

生活が不規則になり、休みもまとまってとれないことも多いので、心身ともに健康であることが絶対条件でもあります。

仕事に携わる中で得るものがほとんどなのですが、上記のような知識やマインドがあれば技術の上達はグンと上がります。
そのためには心身が整っている必要もあります。
土台がしっかりしているからこそ、技術の吸収ができるのです。

音響エンジニアに向いていない人の特徴

それでは、向いていない人はどのような特徴があるのか、筆者の思う理由と共にご紹介します。

一人で仕事したい派

音響エンジニアの業務の多くはチームで動きます。
音響チームだけでなく、照明や舞台、演者とも関わる仕事なので、一人で黙々と作業をしたい方には向いていません。

朝に弱い

前述でも紹介しましたが、勤務時間が不規則で朝早くの現場がたくさんあります。
朝起きられず遅刻ばかりしてしまい、クライアントからクレームが続いて入り、ついには仕事を辞めてしまった同僚もいました。

ストレスに弱い

たたき上げ職人肌の方が多いこの業界で仕事をするにあたって、新人の頃は『怒られてナンボ』の世界です。
先輩や上司、更には他社から来た照明さんや舞台さんに怒られながら教えてもらうことも沢山あります。
ひどく怒られることも、お疲れ様会でやらかした失敗をネタにされ大勢に笑われることもしばしば。
それらを越えるストレス耐性がないと長続きしません。

真面目過ぎる人

真面目に取り組むことは決して悪いことではないのですが、ある程度『力を抜く』という技術がないと、ずっと緊張状態ではやがて潰れてしまいます。
大型イベントでは仕込(準備)時、安全確保に余念は許されませんし、時間との戦いでもあります。
チューニングではハウリング(共鳴)と(イコライザーによる)音の減衰との細やかな調整を求められますし、リハーサルでは本番と同等の動きをしますので、緊張しかありません。

本番はミスが許されない環境となりますので、更に緊張します。
どこかでふと『力を抜く』時間が無いと、人間の集中力は簡単に途切れてしまいます。
ずっと真面目に全力で取り組んでしまうと、心身が持ちません。

総括すると、どんな環境の変化にもすぐに対応でき、ストレス耐性があって、なんでも『楽しい!知りたい!』と思える方ではないと、続けるのには難しい業界だと言えます。

音響エンジニアに求められる能力・必要なスキルとは

向いている人・向いていない人のご紹介をした上で、これだけは欲しいという能力とスキルをご説明します。

音響に対する向上心

『たたき上げの職人肌』である方が多いと前述しましたが、筆者の経験上、この方たちは背中で語ります。
先輩や上司の仕事を盗み見し、技術を真似してやっと理解できることも多いです。
臨機応変に動かなければならない現場なので、ルーティンこそあれど、マニュアルなんてものはありません。
なので、なんでも吸収するぞ!という音響に対する高い向上心がなければ上達しません。

ストレスに強い体と心

イベント等に関わると不規則な生活になりがちなので、どれだけ短い睡眠でもスッキリ疲れが取れるような、ストレスに強い体と心が必要です。

誰にでも明るくコミュニケーション

どうしても他のセクションとの関わり合いがある仕事ですので、誰にでも明るくコミュニケーションが取れる人が好まれます。
以前、この先輩に怒られてしまったから、と言って怖気づいてしまってはいけません。
チームで仕事するので、誰一人として情報共有や報告等を怠ってはならないのです。

細やかな気遣い

筆者は音響エンジニアの仕事を究極のサービス業だと考えています。
クライアントや演者に対する気遣いは最大限に気を付けなければいけません。
マイクを渡すだけにしても、どういう風にお渡しすれば心地よく受け取ってくれるのか、ピンマイクだったら、どのようにケーブルを這わせば演者の動きに支障がないか、細やかなところにも気遣いが必要になります。

どの仕事にも共通しますが、音響エンジニアの仕事も多くは補助やステージハンド…いわゆる下っ端・使い走りから始まります。
機材に対する知識よりも、上記のような心持ちを弁えている新人の方が好まれる傾向があります。

音響エンジニアはこんな人におすすめ

上記以外にも、こんな方々ならおすすめできます!という項目を集めました。

音楽が心から好きな人

音響エンジニアの業界で切っても切り離せないのは『音楽』です。
音楽が嫌い、という方はもちろん向いていません。
しかし、音楽が好き!ライブやコンサート、ミュージカルや舞台はもちろん、狂言や日本舞踊やオペラも興味がある!という方にはおすすめです。
自分の知っている音楽の世界が広がり、彩りを与えてくれます。

誰かを喜ばせるのが好きな人

音響エンジニアは一人では成り立たない仕事です。
クライアントや演者はもちろん、他チームと一丸となってひとつの作品を作り上げます。
それをお客様に届けるのが仕事です。
ミュージカルや舞台などで、お客様から鳴りやまないカーテンコールをいただいた時は、心から「この職業を選んでよかった」と感動します。
誰かを喜ばせることが好きな方は、直接レスポンスが届くことが多いので、とてもやりがいを感じることができます。

全国各地を転々としたい人

イベントに欠かせないのが音響エンジニアです。
全国各地で行われるイベントを主催するクライアントから依頼があれば、その地に訪れて仕事をします。
筆者の場合ですが、新潟のロードバイクレースの音響をしたり、高知よさこいの音響トラックに乗ったり、アーティストのツアーに同行し各地を転々とすることも。
その土地でおいしいものを食べたり、オフの日に少し観光したりと楽しい思い出もあります。
その場を楽しめる人にもおすすめです。

多くの音響エンジニアは、繁忙期には休む暇もなく引っ張りだこになりますので、いつでもどこでもどんな状況でも楽しめる、やりがいを感じる人には、お似合いの職業かもしれません。

まとめ

お客様から見えないところで奮闘する音響エンジニアの実態をご紹介しました。

連続した集中や緊張を求められ、ミスが一切許されない仕事内容で辛いことも多いのですが、チーム一丸となり、苦労して作り上げた作品の完成を間近で見られる感動と、その作品を評価してくれるお客様の反応を見ると、他の業種ではあまり経験できないようなやりがいを感じることができるのもこの業界です。

普段はどんな仕事か実態が見えづらい業種で、やってみたいけど、自分が向いているのか向いていないのかわからない方には是非ご参考までに、必要なマインドなどを心得た上で一度、この業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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